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計算ミスによる失点を防ぐには?

久保克己

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テーマ:算数・数学

算数や数学で、解き方は全て正解しているのに計算ミスをして手痛い失点を多発する生徒がいます。例えば大問にいくつかの小問があり、大問(1)の結果を使って(2)以降を解く問題で(1)を計算ミスすると(2)以降も全て間違える事になり、大きな失点になります。
計算ミスによる失点が多い生徒に共通しているのは、細かい字や乱雑な字で計算用紙の隅などにごちゃごちゃと計算してある事です。そのような場合、たいてい焦りながら機械的に計算しています。その結果、ケタを間違える、自分の字を読み間違える、難しい途中計算は出来ているのに答えを出す際の簡単な加法などで普段では考えられないようなミスをするなどして失点します。テスト中に見直しをしてもミスに気付かず、家に帰ってから計算ミスに気づき、「あー、なんてバカな事をしてしまったんだろう!」と悲嘆にくれる事になります。
計算ミスによる失点の多いお子様に「計算ミスしないように気をつけなさい」とアドバイスしても計算ミスによる失点は減りません。「小さい字でごちゃごちゃ書いているからじゃないの?」と指摘しても「自分で読めるし分かってるからこれでいい」とおっしゃるでしょう。確かに、ほとんどは・・・途中計算が10回あればその9回までは・・・分かっているし間違いなく計算しておられるのでしょう。しかし、残り1回で自分の字の読み間違いやケタの間違い、普段ではありえないような計算ミスなどが発生して失点するのです。

計算ミスによる失点が少ない生徒に学びましょう。計算ミスによる失点の少ない生徒は次の傾向があります。
1.計算の字を大きめに書く
2.計算の字を読みやすく書く
3.計算の際に意識してケタをそろえる
計算ミスによる失点が多いお子様には、順を追って具体的にアドバイスしてあげましょう。まずは計算の字を大きめに書くように指導してください。少し大きめの字を書くように意識してもらうのです。お子様が大きめの字を書くようになれば、それを認めてあげて下さい。それだけでも計算ミスによる失点は減少します。次に、読みやすく書くように意識するようアドバイスしましょう。これがクリア出来れば、自分の書いた字を読み間違える事がなくなります。また、自分が計算した跡がきれいで、気持ちよく見直す事が出来るようになります。ここまで来たら後一息です。ケタを意識して計算するように導いてあげて下さい。
これは、1~3の具体的な方法を会得すると共に、無意識にしていた計算を「大きめに、読みやすく、ケタをそろえて」と意識して計算する事を促すことになります。これで計算ミスによる失点は一気に減ります。焦って計算している時と計算にかかる時間もたいして変わりません。
試してみて下さい。

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久保克己
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久保克己(塾講師)

株式会社京進

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