集団指導と個別指導第4回
中学生のお子様をお持ちのお母様から
「夏から子どもの通塾を考えているのですが、集団指導と個別指導の違いを教えてください」とご質問を受ける時があります。
今回は私の所属する京進を念頭におきながら大まかに集団指導と個別指導の違いをお話したいと思います。
<指導人数>
集団指導はクラス指導とも言います。クラス単位の適正人数で指導します。学年や校によって違いますが、概ね、10名~20名くらいで、黒板などを利用して指導します。
個別指導は、京進スクールワンでは原則、講師1名に対し生徒が2名で指導します。
<カリキュラム>
集団指導ではクラスごとにカリキュラムや教材が決まっています。生徒は所属するクラスの教材を使い、カリキュラムに従って勉強を進めます。また、比較的多くのテストを実施します。
個別指導では個別対応になりますので、決まったカリキュラムや教材はありません。個々の生徒に応じた教材、カリキュラムで勉強を勧めます。
<特徴>
集団指導の生徒達はクラスの友人達と切磋琢磨する場合が多いようです。また、集団指導では教材、カリキュラムが決まっていますので、授業についていく事で勉強を進める事が出来ます。
個別指導は自分のペースで勉強が出来ますので、分からないままカリキュラムが進んでいく事を避ける事が出来ます。また、先生が隣にいますので、分からない箇所はその場で聞く事が出来ます。無理なく勉強を進める事が出来ます。
<気をつけたい点>
集団指導では、自分で意欲を持って勉強に向かえば大きな効果を得る事が出来るでしょう。気をつけたいのは「塾に通って座っているだけ」という状態です。そういう場合、担当講師が気づけば注意しますが、担当講師がつきっきりになるわけにはいきません。「塾に通って必ず成績を上げるぞ」という強い意欲を持ち、授業も真剣に受けましょう。
個別指導では、習って理解出来た事を自分でしっかり復習出来れば大きな効果を得る事が出来るでしょう。気をつけたいのは、塾で「分かった」と思ってそのまま放置する場合です。放置するとせっかく分かった事を忘れていきます。次回の授業時に確認テストをする事も出来ますが、確認テストで覚えていなければ前回の授業を繰り返す事になり、時間がとられます。一般的に個別指導は集団指導と比べて授業数が少ない場合が多いようですので、無駄な時間を過ごさなくても良いように、習って「分かった」所は必ず自分で何度も復習して出来るようになっておきましょう。
京進HP
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