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コラム

3年後、上位~トップ高校を目指す小6生をお持ちの保護者様へ

2016年11月11日

テーマ:小6生が高校受験のためにしておきたい事

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

あと数か月で中学生活が始まります。
今回は、3年後の高校入試で上位~トップ校を目指しているが、現在はお子様は特に通塾しているわけではなく、少し不安を感じる、という保護者様にお話したいと思います。

中学の勉強で苦手にしたくない科目はまず英語です。英語が苦手になると取り戻すために多大な時間と労力が必要になる事、英語を得意にしておけばテストなどでの取りこぼしが少ない事、英語が得意な生徒は英語に引っ張られて他科目の成績も次第に伸びていく場合が多い事、などが理由です。中学入学の前に、英語の先取りをしておきましょう。
すでに英語を習っておられる場合は、通っている英語教室でしっかり学んでおきましょう。
英語を習っておられない場合は、この冬休みもしくは年明けから習い始める事をお勧めします。出来れば中学入学前に中学内容を一定、予習した上で、英語が好きで得意になっておきましょう。

数学については、まずは計算力です。数学の解き方は理解出来ているのにテストで計算間違いをして点数を下げている生徒がたくさんいます。子どもはテストの点数だけを見て、「自分は数学が苦手なんだ」と思い込み、数学が嫌いになります。「勉強しているのに数学が苦手」という生徒には、実はそのような生徒が多いのです。中学校では小学校でマスターしておくべき計算力が不足しているからと言って、小学校範囲を復習してくれる事はありません。中学校に入学するとすぐに正負の数→文字式→方程式とカリキュラムが進んで行きます。いずれの単元でも計算間違いをしていると得点にはなりません。お子様の計算力に不安がある場合は、中学入学前に伸ばしておくと良いでしょう。計算力アップに必要な事は、家庭での毎日の練習の積み重ねです。一気に大量の計算問題をしても疲れて嫌になるだけで、お子様の計算力はアップしません。市販の計算ドリルで良いので、疲れない程度にページ数を決めて、お子様に毎日練習してもらうと良いでしょう。冬休みもしくは年明けから通塾する場合も、ご家庭での計算練習は続ける事をお勧めします。もちろん、お子様の計算力が十分についている場合は不要です。塾で習ったことをしっかりと復習しておけば良いでしょう。

国語を苦手にされている場合は、漢字と語句の復習が必要でしょう。必要な事は文章を読む際に意味が分かる事です。「読解が苦手」という中学生に詳しく聞いて見ると、文章に出てくる漢字が読めないし、語句の意味が分からないから文章の意味が分からない、という事がよくあります。つまり、中学入学前に、小学校で習うレベルの漢字が読めて、語句の意味が分かるようにしておけば良いのです。これも市販の漢字語句ドリルで良いので、家庭で小学校レベルの漢字語句を復習しておきましょう。その際、苦労して漢字の書き取り練習をする必要はありません。漢字語句に関しては、読めれば良い、意味が分かれば良い、とハードルを下げて勉強すれば中学入学までの短期間で復習できます。中学校で習う漢字語句は中学校に入学してから覚えていけば十分です。

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この記事を書いたプロ

久保克己

子どもの受験で悩む保護者にアドバイスする教育相談のプロ

久保克己(株式会社京進)

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