「塾ジイの日記」32 ―諦めという名の鎖を身をよじってほどいてゆく―
夏からお子様の通塾をお考えの場合、様々な理由があると思います。
クラブ活動で中3が引退すると中2が中心メンバーになって忙しくなります。だからこそ、効率的に勉強してほしいという思いで通塾を開始される方もおられます。
また、「中2になって成績が下がった。子どもを夏から塾に通わせよう」とお考えの場合もあります。今回は、成績が下がって通塾をお考えの方に成績向上に結び付く塾通いの方法をお話したいと思います。
1.成績下降の原因を把握しましょう
どの科目が特に成績下降したのか?成績下降の原因は、本当にわかっていないのか?それともケアレスミスによるものか?把握しておきましょう。特に、英語や数学が本当に理解できていなくて成績下降した場合は早急に手をうつ必要があります。塾はその手助けになります。
2.お子様の様子を把握しましょう
成績下降の結果、お子様が非常に悔しがっている様子なら、親があまり口出しする必要はありません。お子様が「塾に行きたい」と言えば、通わせてあげる、というスタンスで良いでしょう。お子様が成績下降について何も感じていないようなら、しっかり話をする必要があるでしょう。
3.お子様の机回りや勉強部屋の整理をしよう
一見、成績とは関係なさそうですが、成績下降して何も感じていない様子のお子様の机回りや勉強部屋が荒れてきている、という事は良くあります。綺麗に片づけて整理整頓して、気持ちよく勉強出来る環境を作りましょう。
この場合、お子様に「片づけなさい」というだけではなかなか片付きません。本やプリントなどがあふれて、片づけ方が分からない場合もあります。出来れば一緒に片づけてあげましょう。その際、大切な事は、「使わないものは捨てる」事です。使わないものがあふれていては、片づけようがありません。お子様と話して、不要なものは思い切って、どんどん捨てましょう。そうして、一緒に片づけながら、学校の様子や勉強の事をお子様に話してもらえば良いでしょう。同時に、将来の話、志望校の話、あるいはお母様、お父様の中学高校時代の話などもしてあげても良いかも知れません。お子様にとって貴重な時間になるでしょう。
4.塾を選びましょう
一口に「塾」と言っても様々な塾があります。集団指導・個別指導など、どこに通えばよいのか迷う場合もあるでしょう。塾選びについては次回、具体的にお話したいと思います。
お知らせ
広く学習相談を受け付けるため、学習相談専用のフリーダイヤルを開設しました。
京進これから研究所内「江川先生の学習相談ダイヤル」:0120-770-878
お子様の学習相談や受験についてのご相談電話を多数いただいております。
電話受け付け:祝日を除く、火・金の13:00~18:00
お子様の勉強についてお気軽にご相談いただければと思います。
(京進これから研究所とは?)
京進これから研究所では、将来にわたって生徒さんに役立つ何かを提供できるように教育企業としてできることを日々研究しています。新規事業の種(シーズ)の収集や新商品の開発、教育指導方法、生徒さんのやる気向上の問題などを研究しております。