子育て 第7回
我が子を伸ばす親の関わり方 第10回
前回は「我が子を伸ばす親の関わり方」として「親として我が子にどう接するか」についてお話しました。
今回は前回に引き続き私が勤務する京進で子育て支援に長年取り組んできた専門家から聞き取った内容から、「見える学力」と「見えない学力」について説明しながら「我が子を伸ばすための親の心構え」をさらに詳しくお話したいと思います。
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以前、このコラムでもお伝えしましたが、子どもの学力(知的面)を支えるのは性格(情緒面)です。その中でも「忍耐力・社会性・思いやり」が学力との関係が深いと言われています。
健康(身体的適応)が性格(情緒的適応)を支え、性格(情緒的適応)が学力(知的適応)を支えます。そして、健康(身体的適応)と性格(情緒的適応)が「見えない学力」であり、学力(知的適応)が「見える学力」という事になります。
健康は言うまでも無く「見える学力」は「見えない学力」に支えられていることを忘れてはいけません。さらに、見える学力を伸ばす目的で見えない学力の部分を伸ばすなどという本末転倒な考え方だけは無いようにしておかねばなりません。
学力を支える性格として、先ほど言った忍耐力も社会性も思いやりも、親の関わり方で培われる部分が大きいことは言うまでもありません。
そのためにはまず寛容でありたいものです。
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前回、ご紹介した詩の中の言葉で、激励・寛容・賞賛・フェアプレー・友情・安心・抱きしめる、を子育てのキーワードとして記憶しておくといいのではないでしょうか?
我が子に接する時、常にこれらのワードを意識することで「情緒的適応」の部分は自然と豊かなものになるでしょう。
激励し、賞賛し、安心を覚える環境を意識し、可愛がり抱きしめてあげることを、当たり前の行動にまで持っていければ、我が子が伸びることは間違いありません。
今日から、前回ご紹介した詩を書きとめ、1日1回読むようにされてはいかがでしょうか。
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