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子育て 第3回

久保克己

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テーマ:子育て

前回は「我が子を伸ばす親の関わり方 第2回」として「待つこと」の具体的な方法について書きました。今回は、前回に引き続き私が勤務する京進で子育て支援に長年取り組んできた専門家から聞き取った内容から「洞察する」事について書きたいと思います。
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我が子をあるがままに観る!

「我が子を伸ばす親の関わり方」で子育ての原点は「待つこと」だと書きました。そして、上手に「待つこと」の具体的かつ簡単な方法は「質問型」の親に変身することだとお伝えしました。

今回は「待つこと」に続き、今回は「洞察する」ことの大切さを考えましょう。
「洞察」を辞書で引くと「物事を観察して、その本質や奥底にあるものを見抜くこと、見直すこと」とあります。
日頃から比較や高望みをよくする親は、この「洞察する」言い換えるとすれば「あるがままに観る」ことが我が子に対して上手くできないようです。なぜなら、比較や高望みは他人や自分の規準に照らし合わせて我が子を観てしまい、我が子の本当の姿(実態)に合わない対応をしてしまうからです。また、必要以上に“与えること”が多くなる傾向にあるようです。
我が子を伸ばす子育ては、実は“与えること”とは対極のところに存在しています。つい与えてしまう気持ちは理解できますが、不必要に“与えること”が多くなると、伸ばすどころか依頼心の強い受け身の性格を形成することになります。
「千匹の魚を、何も考えず与える親」にならないために「洞察する=あるがままに観る」力が欠かせないのです。言うまでもなく親の役割として大切なのは、千匹の魚を我が子に与えるよりも、一匹の魚の釣り方を教えることです。(成長過程の必要な時に)
そうすれば、海や川があれば自分で釣って糧を得ることができます。
このように時が経てば経つほど役に立つ力こそが、我が子につけたい力です。当然「待つこと」も時が経てば経つほど役に立つ力を育みます。

次回は「洞察する=あるがままに観る」という事が具体的に具体的にどういう事なのか?事例をあげてお話したいと思います。

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久保克己
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久保克己(塾講師)

株式会社京進

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