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子育て 第2回

久保克己

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テーマ:子育て

前回は「我が子を伸ばす親の関わり方 第1回」として「待つことの大切さ」について書きました。今回は、前回に引き続き、私が勤務する京進で子育て支援に長年取り組んできた専門家から聞き取った内容から「待つこと」の具体的な方法について書きたいと思います。
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上手に「待つこと」の具体的かつ簡単(かどうかは人によって違いますが)な方法は、今日から「質問型」の親に変身することです。全ての「(早く)~しなさい!」という命令型フレーズを質問型フレーズに換えて下さい。たったこれだけのことで我が子が劇的に変わっていきます。

具体的な会話例を見てみましょう。
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親:ところで今日は宿題あるの?(質問、いい調子です)
子:うん、たくさんあるよ
(さて、次の親の言葉は……? まさか)
親:じゃあ、早く宿題を片付けてしまいなさい!(命令、早くもNGです)
と言ってはいませんか?
さて、どういえばいいのでしょうか? そうです。
「その宿題、何時にするの?(子どもに考えさせるグッドクエスチョンです)
このあとの会話も大切ですが、この質問に対する回答で、子どもと約束を交わすことになることは分かっていただけますでしょうか?
もし、約束をして、その約束を破ったら叱ればいいのです。叱られても子どもは納得しています。
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『質問』は、子どもに考える時間を提供し、子どもと多くの約束をする貴重な方法です。考える時間を提供することで、自主性や自分自身で考える力などが養われ、約束することで、自立心や社会性などが身についていくのです。
あとは、あなたの辛抱だけです。『質問』を習慣にまで高めれば、辛抱もいらなくなりますから、まずは1ヶ月続けてみて下さい。

さて、最後にひとつ。
家庭の役割は「子どもが安心できる場所」であることです。
子どもが安心できる家庭とは、親がキラキラ(決してギラギラ、メラメラではありません)輝いた笑顔で毎日を過ごし、子どもの話に耳を傾け接してあげているといった状態のことです。

私たちはお預かりさせていただいているお子様の学力を上げるために「情緒面」を強く意識したコミュニケーションをとり続けます。ただ、ご家庭でのコミュニケーションがより大切であることは言うまでもありません。
今日から、たったふたつ
・キラキラした笑顔で我が子に接し
・質問型を強く意識して子どもと会話する
を実践していただき、我が子の成長を日々のなかで確かなものにしていってください。
  

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専門家

久保克己(塾講師)

株式会社京進

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