個別指導で成績を伸ばすには?
前回は「効果的な塾利用法」第2回として「集団指導塾での効果的な質問の仕方」についてお話しました。今回は個別指導塾の効果的な利用法についてお話したいと思います。
【京進・個別指導塾の効果的な利用法】
1.通塾の目的を明確にしよう
集団指導塾ならカリキュラムや教材が統一されて決まっていますが、個別指導塾には決まったカリキュラムや教材はありません。個別対応ですから、各生徒に合わせたカリキュラムや教材で授業を行う事になります。それだけに、通塾の目的が明確なほうが、効果が上がり易いのです。例えば「得意な英語をもっと伸ばしたい。定期テストで満点を取りたい」「苦手な数学で、定期テスト平均以上を取れるようになりたい」など、具体的な目標を定めて教室長に伝えましょう。具体的な目標があればお子様のヤル気はアップします。塾としても指導方針が決めやすくなり、より大きな効果が期待できます。
2.担当講師の希望を言おう
個別指導塾では先生が生徒の横に座りますので、集団指導塾と比べると先生と生徒の距離が近くなります。つまりそれだけ先生と生徒の相性も重要になります。入室の時にどんな先生が良いか、教室長に希望を伝えましょう。例えば「優しい女性の先生が良い」とか「スパルタで厳しく指導してくれる先生が良い」など。授業時間や講師の配置により、必ず希望通りになるとは限りませんが、教室長は出来る限り希望に沿うように動いてくれます。
3.習った事は必ず復習しよう
個別指導塾では自分に合った教材とカリキュラムで授業をします。その上、すぐ隣に先生がいて教えてくれるわけですから、お子様は「分かり易い」という印象を持たれる事が多いと思います。それは個別指導塾の大きな長所ですが、説明を聞いて「わかった」と思ってそのまま放置しておくと、折角理解した事を忘れてしまいます。授業を受けて「分かった」事は、必ず復習しましょう。紙と鉛筆を持って、自分で正解が出せるようになるまで復習してください。それが出来れば個別指導塾は大きな効果が期待できます。「分かった」と思って放置すると「個別指導塾に通ったのに成績が上がらない」という結果になります。
総じて、塾に通ったからといって、それだけで成績が上がるものではありません。大切な事は自分で努力する事です。これは集団指導塾でも個別指導塾でも同じです。塾に出来ることは得点力アップのための知識・技術を教える事と努力するきっかけを作る事です。これは習い事でもスポーツでも同じです。先生について習ったとしても、自主練習や自主トレをしなければ上達はしません。勉強も同じ事であると考えてください。
次回は、個別指導塾での質問についてお話したいと思います。
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