効率的な質問の仕方
前回は、「お子様が小2、小3で中学入試を考え始めたお母様へ」という内容でお話しました。今回はもう少し具体的に「お母様にお願いしたい事」という内容でお話したいと思います。
お母様にお願いしたい事
(1)お子さまを進学させたい中学を考えてみましょう。
中学入試を考え始められた場合、具体的にどういう中学に進学させたいのかを考えていただければと思います。
前回のコラムで少し触れましたが、私立中学なのか、国立・公立中学なのか。
私立中学なら大学の系列中学なのか、難関大学を目指す中学なのか、校風や課外活動などで特徴をもつ中学なのか。
もしくは中高一貫の国公立中学なのか。
何故、お子さまに中学入試をさせるのか考えていただいた上で、「こんな中学に進学させたいな・・・」という事を考えていただければと思います。もちろん、今の段階で「志望校」などと重大に考えていただく必要はありません。今後、進学させたい中学がどんどん変わっていってもかまいません。あくまで今の段階で、「○○中学にいければいいな・・・」くらいで結構ですので、心の中に持っていただければと思います。
(2)中学入試について知っておきましょう。
「○○中学にいければいいな・・・」と思う中学が出来れば、○○中学の過去問題集を購入される事をお勧めします。その上で、1年分でも結構ですので、制限時間内で実際にテストを受けるつもりで入試問題を解いてみましょう。パラパラと見ただけでは、「たいしたことないんじゃない?」と感じるような入試問題でも、実際に解いてみると、多くのお母様が、「小学生にこんな問題をさせるの?」という感想をお持ちになると思います。その感想をお持ちになる事が大切なのです。今後、お子さまが通塾される事になると思いますが、その時に、何故、塾でこんなに難しい問題を取り上げるのか?何故、こんなに多くの宿題を出すのか?そのような事をお分かりいただけると思います。同時に、中学受験の基礎力は、「読み書き計算の力」という事もお分かりいただけると思います。
中学受験の厳しさをお分かりいただいた上で、お子さまを支えてあげて頂きたいと思います。また、「読み書き計算」の力を伸ばすためにご家庭でご協力も頂きたいと思います。
(3)お子さまと中学入試について話しましょう。
小学生のお子さまは遊びたい盛りです。しかし、中学入試をする以上、遊ぶ時間を我慢して、塾に通い、宿題をやり、毎週のように塾でテストがあり、順位が出る・・・という生活が待っています。だからこそ、「何故、中学入試をするのか?」という事をお子さまにしっかりと話してあげて欲しいと思います。お母様が本気でしっかりと話してあげれば、幼いお子様も、しっかり聞いて理解してくれます。中学入試に向けて、親子での「意思一致」をして欲しいと思います。
次回は、1月22日(火)に、「お子様が小2、小3で中入試を考え始めたお母様へ
第3回」として、塾選びのポイントについてお話したいと思います。
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