入試に向けてお子様の得点力アップ
前回は、「中学入試 あと2ヶ月の勉強法 理科編」という内容でお話しました。今回は、子ども達が苦手にしがちな単元について、もう少し具体的にお話したいと思います。特に「本気で理科を苦手にしている」お子さまには参考にしていただけるのではないかと思います。
苦手にしがちな分野別学習法
今回は、物理分野から、「もののつりあい(てこ)」と化学分野から「水溶液の性質」、地学分野から「天体の日周運動と年周運動」を取り上げたいと思います。
物理分野
もののつりあい(てこ)
「てこ」の問題は、大きく分けると、棒の重さを考えない場合と、棒の重さを考える場合に分かれます。
「てこ」を苦手にする子ども達は、特に、棒の重さを考えるパターンでつまずいて、「てこ」そのものに苦手意識を持っている場合があります。
そのような場合は、まずは、塾テキストに戻って、棒の重さを考えないパターンの問題を繰り返し、完璧に出来るようにすれば良いと思います。そこがしっかり分かって解けるようになれば、棒の重さというのはあと一つおもりを増やす、という発想で出来るようになってきます。これは動滑車も同様です。動滑車の重さを考えないパターンで練習しましょう。
棒や動滑車の重さを考えるパターンでなかなか正解が出せない場合は、志望校の過去問題を調べて見ましょう。
過去に、棒の重さを考える問題が全く出題されていないなら、棒の重さをかんがえるパターンに深入りせず、棒の重さを考えないパターンを徹底的にやるのも一つの方法だと思います。出題傾向と対策については、塾の先生にも相談してみてください。
化学分野
水溶液の性質
酸・アルカリなどの水溶液の問題を苦手にしているお子さまは、基礎になる知識があやふやな場合があります。基礎になる知識があやふやなまま問題にあたっても、なかなか正解が出せないと思います。そのような場合は、よく出題される水溶液の性質と気体の性質を表にまとめて、覚えなおすと良いでしょう。出題される問題のパターンは限られていますので、しっかり知識を覚えてから塾テキストの例題などで解き方のパターンを理解して覚えておくと、点数を取りやすくなるでしょう。
地学分野
天体の日周運動と年周運動
天体で苦手にしがちな単元は、天体の日周運動と年周運動です。これも出題されるパターンは限られています。塾テキストで天体の日周運動と年周運動に絞って勉強すれば、3~5時間くらいで、点数がとれるようになると思います。
次回は11月27日(火)に、中入試から少し離れて「中1・冬の過ごし方」についてお話したいと思います。
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