塾講師歴20年のプロが語る、中3の受験生をお持ちの保護者の皆様へ
前回までは、「上手な塾の利用法 夏の過ごし方」というテーマでお話しましたが、今回からは少し予定を変えて「夏休みの終わりにしておきたい事」というテーマでお話しようと思います。
第1回
「中3生が夏休みの終わりにしておきたい事」
夏休みの学習は順調に進んでいるでしょうか。
クラブが終わって追い込みにかかっている人もいるでしょうし、大会に向けてクラブを続行しながら勉強と両立している人もいると思います。
いずれにせよ、夏休み明けからは、受験校選定に結びつく重要な時期になります。
12月の3者懇談で第1志望校や併願校を最終的にかためていく事になりますので、夏休み明け以降の成績アップに最大限、力を入れて欲しいと思います。
そこで、夏休みの終わりにしておきたい事を2点、お話したいと思います。
①夏休みの宿題は必ず期限までに提出しましょう。
宿題がまだ残っているぞ、という人は一日も早く仕上げてほしいと思います。自分の評価を下げないためにも夏の宿題をしっかり仕上げて期限までに提出しましょう。
②夏休み明けのテストに向けて勉強を開始しよう。
夏休みの宿題や通塾の時間に追われて、夏休み明けのテスト勉強が十分に出来ずにいると、大失敗する場合があります。
「夏休みに頑張って塾に通ったのに夏休み明けのテスト成績がダウンした」と、非常にショックを受ける生徒がいます。
そのような失敗をしないためにも、お盆休み明けのこの時期から、夏休み明けのテスト勉強を始めてほしいと思います。やはりテストに向けては、一定期間集中してテスト範囲を勉強しないとなかなか思うように点数は取れないと思います。
夏休みに頑張って勉強した皆さんは、夏休み前に比べると確実に実力はアップしています。しかし、他の生徒達もまた、夏休みに頑張っているのです。夏休み明けのテストで自分の順位を上げるためには、しっかりとした準備が必要です。「塾に通ったから大丈夫だ」ではなく「塾で培った実力を自分でさらに磨いて順位をあげるぞ」という気持ちでテストに臨んで欲しいと思います。
次回は、24日(金)に、「中2生 夏休みの終わりにしておきたい事」というテーマでお話したいと思います。
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