忘却を防ぐには
前回までは、「上手な塾の利用法 集合塾編」と「塾に通うにあたってのQ&A」を掲載してきましたが、今回から、「上手な塾の使い方 個別指導編」をお話したいと思っています。
第1回 「入室時に先生の要望を具体的に伝えよう」
個別指導では「個別授業」という名称の通り、生徒に対して個別に担当の講師を配置します。集合塾と比べると生徒と講師の距離が近くなり、ひとりひとりをきめ細かく指導することができます。例えば、京進の個別指導(京進スクール・ワン)では、生徒2人に先生が1人つきます。具体的には、3人が並んで座れるブースの中で、真ん中に先生が座り、両サイドに生徒が座って授業を受けることになります。
それだけに、お子様と講師との相性は重要になります。
お子様の性格、お子様と選ぶ先生の共通項など、一見、学習とは関係の無いところに相性を判断するポイントがあります。しかし、学習に向かう向上心(モチベーション)を大きく左右し、結果として学習効果に影響します。
集合塾の場合は、学年やクラスによって先生が決まっておりますが、個別指導の場合は、先生の希望を言える場合が多いようです。
個別指導の塾に入室をお考えのときは、教室の責任者に、先生の希望を伝えてみましょう。
具体的には、
男の先生、女の先生
優しい先生、ちょっと厳しい先生
楽しい先生、落ち着いた先生
文系の先生、理系の先生
スポーツ好きな先生、読書好きな先生
等など
特に、「ここだけは絶対に外せない」(例えば、絶対に女の先生じゃないと嫌・・・など)というご希望は、明確にお伝えになることをお勧めします。
万一、教室の責任者から「ご要望には添えません」と言われた場合は、別の塾をお探しになるか、今回は通塾を見合わせるくらいで良いかと思います。
お子様と相性の良い先生に習って、ぜひ学習効果を高めてください。
次回は6月13日(水)に、「納得できるまで質問しよう」というテーマでお話したいと思います。
<お知らせ>
さらに広く学習相談を受け付けるため、学習相談専用のフリーダイヤルを開設しました。
京進これから研究所内「江川先生の学習相談ダイヤル」:0120-770-878
5月8日(火)スタート
すでにお子様の学習相談や受験についてのご相談電話を多数いただいております。
電話受け付け:祝日を除く、火・金の13:00~18:00
お子様の勉強についてお気軽にご相談いただければと思います。
なお、6月5日(火)につきましては、受付を休業させていただきます。
(京進これから研究所とは?)
京進これから研究所では、将来にわたって生徒さんに役立つ何かが提供できるように教育企業としてできることを日々研究しています。新規事業の種(シーズ)の収集や新商品の開発、教育指導方法、生徒さんのやる気向上の問題などを研究するなかで、生徒さんや保護者の方々からのご相談やご意見をいただければと考えております。