「塾ジイの日記」32 ―諦めという名の鎖を身をよじってほどいてゆく―
今回はQ&Aの最終回です。今回は転塾についてお話したいと思います。
Q
現在、通塾しているのだけれど、いまひとつ成果が上がらないような気がする。いっそ、塾を変わろうかと思うのだが、どうだろう。
A
<塾に相談しよう>
まずは、現在お通いの塾にご相談されることをお勧めします。
しっかりした塾なら、お子様の状況を分析し、今後の指導方針を明確に打ち出してくれると思います。
塾に相談したけれど、明確な答が聞けず、納得いかない場合は、転塾を検討しましょう。
<転塾を検討する際は・・・>
転塾のリスクとして考えられるのは、カリキュラム進度と環境変化です。
カリキュラム進度については、塾によって異なりますので、「前の塾で習った事を繰り返して勉強することになった」もしくは「前の塾での未習範囲が既に終了していた」などという事が起こる可能性があります。特に年度途中での転塾の場合は要注意です。それと、講師や友達が変わることによる環境変化がお子様のストレスになる場合があります。
転塾する場合は、転塾先の担当者としっかり話をしたうえで、体験授業などが可能なら体験授業を受けた上で、検討される事をお勧めします。
<塾の形態変更も・・・>
現在お通いの塾が集合塾の場合、集合塾の指導形態がお子様にあわない可能性があります。集合塾ではカリキュラム進度が決まっている場合が多いですので、分からない事を先生に質問する事が苦手なお子様の場合、授業が分からないままに進んでしまっている、という可能性もあります。そのようなケースでは、個別指導塾を転塾先の選択肢の中に入れていただいても良いかと思います。
6月からは、個別指導塾を検討しておられる方のために「上手な塾の使い方 個別指導編」をお話したいと思っています。
まずは6月1日(金)に「入室時に先生の要望を具体的に伝えよう」というテーマでお話しようと思います。
<お知らせ>
さらに広く学習相談を受け付けるため、学習相談専用のフリーダイヤルを開設しました。
京進これから研究所内「江川先生の学習相談ダイヤル」:0120-770-878
5月8日(火)スタート
すでにお子様の学習相談や受験についてのご相談電話を多数いただいております。
電話受け付け:祝日を除く、火・金の13:00~18:00
お子様の勉強についてお気軽にご相談いただければと思います。
(京進これから研究所とは?)
京進これから研究所では、将来にわたって生徒さんに役立つ何かが提供できるように教育企業としてできることを日々研究しています。新規事業の種(シーズ)の収集や新商品の開発、教育指導方法、生徒さんのやる気向上の問題などを研究するなかで、生徒さんや保護者の方々からのご相談やご意見をいただければと考えております。