「塾ジイの日記」32 ―諦めという名の鎖を身をよじってほどいてゆく―
猛暑も和らぎ、少しずつ過ごしやすくなってきました。
お子様の状況はいかがでしょうか。
秋は、学校行事がたくさん入ります。
体育祭、文化祭、コンクールでの発表など、様々な行事が目白押しになってきます。
子供達にとっては、非常に忙しい日々が続く事になります。
ここで、気をつけて頂きたい事があります。
それは、お子様が、
いろいろとやらなければならない事が多い
↓
毎日、夜遅くまでやっている
↓
慢性的な睡眠不足になる
↓
能率が下がる
↓
さらにたくさんの時間が必要になり、余計に夜更かしになる
という負のスパイラルに陥っておられないか、という事です。
お母様、お父様が、「早く寝なさい」とおっしゃっても、
お子様から「時間ないねん!」という返答が返ってくるのではないでしょうか。
お子様がそのような状態に陥っておられたら、
是非とも、一日の時間の使い方を見直すよう、アドバイスをしてあげて頂きたいと思います。
起床してから就寝するまで、30分単位で、「何をしていたか」を振り返るのです。
ノートに書き出すと分かりやすいと思います。
そうすると、どこかに削れる時間が出てきます。
たとえば、あまり面白いと思えないテレビをついつい1時間見てしまった。
学校帰りに友達とついつい30分おしゃべりをしていた。
勉強しようと思って机に向かったが、ついつい漫画に手が伸びて気が付いたら長時間読みふけっていた。
などなど・・・
もちろん、すべての無駄を省いて、いつもいつもきちきちの生活を送ることが必要とは思いません。
ただ、睡眠時間を削らなければならない状況なら、
削れる時間は削って、その時間を睡眠に振り当てるほうが、頭にも体にも良い結果が出ると思います。
夏に消耗した場合、その疲労が秋に出てくる場合もあります。
うまく時間を使って、忙しい秋を乗り切って欲しいと思います。