元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ
小橋広市
Mybestpro Interview
元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ
小橋広市
#chapter1
「『良き家庭はよき社会をつくる』逆に言えば、このギスギスとした現代社会は、元をたどれば家庭にたどり着くのではないかと私は思うのです」そんな言葉からぽつりぽつりと思いを話しはじめてくれたのが、「住環境習慣コンディショニングコーチ・コンサルタント」の小橋 広市さんです。
「生活習慣改善専門コーチ・コンサル」として活動してきた経験と、30年近い建築家としてのノウハウを結集させたという「住環境習慣コンディショニングコーチ・コンサルタント」とは一体どんなものなのでしょうか。
「コーチとコンサルタントの違いは分かりますか?コーチは、ヒントを与えることはあっても、決して答えを教えることではありません。自らと向き合ってもらい、言葉となって出てきたものを『気付き』と言いますが、この『気付き』を引き出すことがコーチの最大の仕事です。そして現状から目的達成まで寄り添っていくのがコーチなら、さらにより良い方向へと導いていくことがコンサルタントの仕事です」
個々の生活習慣から『気付き』を引き出し、さらに家族にとって最適な住環境へと導いていく。そして、5年10年と変化し続ける家族構成や家族関係を絶えずコンディショニングしていくこと。これが、「住環境習慣コンディショニングコーチ・コンサルタント」です。
また、昨今複雑化するコミュニケーション問題は、家族間、職場間、友人間、どこででも発生し得る身近な問題だとし、人間関係の修復法や怒りのコントロール法などの研修や講座を開講するなど「関係性コンディショニング」「アンガーマネジメントコンサルタント」として活躍の幅を広げています。
#chapter2
「建築デザイナー」から一転「生活習慣改善専門コーチ・コンサル」の道へと進まれた小橋さんの経歴はとても異彩です。
美大を卒業後、建築デザイナーとして設計事務所に入社。
ステンドグラス作家としても活動を始め、わずか2年後には「一級建築士事務所SAELA・小橋広市建築空間」を設立。その後、建築デザイナーとして、ステンドグラス作家として、数々の輝かしい賞を受賞されています。
そんな小橋さんに思いもよらない出来事が起こります。
心筋梗塞を患い、緊急手術。長い闘病生活を余儀なくされたのです。「8箇所も同時に詰まってしまったので、命が助かったのも奇跡的な状態でした。たしかに当時の生活習慣はひどいものでしたが、私にとっては青天の霹靂でした」小橋さんは病床で日々、これからのことを考えたそうです。「今の私に一体何ができるだろう」と。
そんな私にまさに『気付き』を与えてくれたのが、入院先の看護師の方だったのです。「小橋さんの周りにはきっと小橋さんのような生活習慣の人ばかりではないの?そんな方に今の小橋さんだからこそ伝えられることがあると思いますよ」
青天の霹靂から3年、自らの経験を活かしつつ、時代の変化も敏感に読み取り、常に進化し続ける小橋さん。今また新たに挑戦したいと思っていることがあると言います。
それは女性の起業をサポートする専門コーチです。
「女性は、あらゆる社会において、今や重要な役割を担っていますよね。そうした女性をコーチ・コンサルの立場でサポートすることができたら、社会はとても良いものになるのではと思っています」
#chapter3
現在61歳の小橋さんには、一回り以上も年下の婚約者がいらっしゃいます。小橋さんは彼女のことを「パートナー」といい、とても自慢げに、そして楽しそうにプライベートのお話をしてくれます。
「私はパートナーに命を救われたようなものなのです。知り合ったのは4年前で、心筋梗塞で倒れる直前だったので、食生活も最悪だった頃です。パートナーのおかげで、生活を見直すことができ、今ではテニスや軽いマラソンもできるようになりました。これはもうネタにしていますが、85歳だった血管年齢はなんと今42歳なんですよ!」
輝かしい建築デザイナー時代から想像を絶する闘病生活を経て、良きパートナー支えられて、今はコーチ・コンサルとしてまた新たな人生を歩んでいる小橋さんは「61歳、面白い人生だな」とほほ笑みます。
屈託のない親しみやすい笑顔に、建築家デザイナーとしての洗練されたスマートさが相まってどこか不思議な魅力を醸し出す小橋さんは、これからもたくさんの人に『気付き』を与え、寄り添い、導き続けてくれるのでしょう。
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Profile
元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ
小橋広市プロ
講師
一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会
なりたい自分になる勉強会やセミナーの開催及び、居心地が良い環境の中で、生きやすくなるための講座や相互交流ができる「心ホッとコミュ」というコミュニティを開放しています。
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