自身のこころを知る作業の意義とは
一般に、こころの相談といえば「カウンセリング」という表現になじみがあるのではないでしょうか。こころの相談でなくとも、「カウンセリング」はよく使われる表現です。
それに比して、「精神分析的心理療法」ってなに?と思われる方がほとんどだと推測します。
精神分析的心理療法は、フロイトが創始した精神分析から導かれた理論を軸に展開されます。
ただ、その理論はフロイトから幾重にも枝分かれして存在しています。
そして、実のところ理論を軸にといっても、治療者によって何をどのように重視するかは違っています。
精神分析的心理療法に関することで一般的に言われていることは、
本質的なこころの変容が期待できるが、時間をようするということでしょうか。
時間を要するということは、その分経費もかかり人生の大切な時間を使うことにもなります。
それでも、取り組もうとされる方は、こころに何らかの困難があり、それが動機となります。
私は、その困難がどのようなものであるのか、それがその方の歴史の何から影響を受けているのか、ということなどに思いを巡らせながら耳を傾け、やり取りします。
大切な時間とお金を費やして作業(精神分析的心理療法)をはじめるときに、
最も大切なことは、私との相性です。なぜ相性なのかと言えば、精神分析的な営みは、
方法論の枠を超えて、私のこころを自由に利用しなから行うパーソナルなものだからです。
なので、実際に体験してしていただいて、その方の期待に見合うような手ごたえがなければ精神分析的心理療法はスタートしません。
手ごたえを感じていただけたなら来室するあなたの意志をもって、精神分析的心理療法の開始を決めていただきます。
私のこころを自由に使うパーソナルなものという響きは、何か独善的な色合いを感じさせてしまうかもしれませんが、来室される方と私との、とてもとても繊細なこころの作業となります。
ご興味がある方は、遠慮なくお問い合わせください。



