遺品整理と遺品整理士
遺品整理をいろいろな角度から考察していきます
今回は文字から考えて生きます。
遺とは、「イ、ユイ」と読み、のこすという意味です
遺産・遺跡・遺戒・遺体・遺児・遺骨・遺書・遺稿・遺作・遺言など
品とは、人が使用したり消費する対象、ものとあります。
また 整理とは取捨択一をすること、不必要なものを取り除くことと、あります。
つまり、遺品整理とは、遺されたすべての物を取捨択一することです。
遺品とは資産、動産・不動産、生活用品にいたるまで故人様の所有物すべてを言います。
もうひとつ「遺」には意味があると思っています。
あくまで私の考えですが、歴史や過ぎ去った時間を感じるのです。
遺されている物も、故人様の生きてきた時間、歴史が溢れています。
日々使っていた、お椀やお箸、趣味の本、賞状や盾、旅行のパンフレットやおみやげ物
勿論、楽しい思いだけでなく、つらいことや、悲しいことも遺させれた物の中にみる
事ができます。
すべてひっくるめて、故人様の生きてきた証です。
私たちは、相続の手続きが終わってから、整理に入ることがほとんどです。
そこに遺された遺品に、故人様の生きてきた証を感じ、またその歴史を紡いでいく
お手伝いをさせていただいています。
故人様の生きてこられた時間を整理するのですから、すべての作業に、細心の注意を払い
丁寧に作業させていただきます。