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「蔵のある住宅」を建築しませんか

子安俊男

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テーマ:住宅メ-カ-ではなく在来木造で

蔵のある住まい(どこかのキャッチコピーですみません)を 在来木造住宅で建ててみませんか?

いわゆる天井収納庫やロフトの事です。
この部分の建築基準法の取り扱いが、近年かなり緩和されています。
天井の最高の高さは、変わらず1.4mですが、以下の事が可能になりました。

 ・以前はハシゴでの上り降りであったのが、階段での出入りができます。
 ・窓も自由に取り付けられます。
 ・面積は、直下階の面積の1/2までの広さをとることができます。
 ・1階と2階の中間階に、造ることができます。
 ・中間階及び従来の天井裏の2か所に、造ることが出来ます。(面積は2倍になります)
 
等々、工夫をすれば、2階建住宅が、3階建てにも4階建てのようにもなります。
夢が広がるのではないでしょか?
※あくまでも収納庫(物置)です。 テレビで紹介されているような 子供部屋やリビングといった
 居室にすることは出来ないので、注意してください。

今年になって5軒設計し、3軒は竣工、2軒は工事中です。
お客様が『リビングにロフトを造り、そこで子供達が遊んだり、勉強すれば、
台所から目が届くから安心ね』と言われましたが、あくまでも物置ですから、
これはダメなのです。

また、もうお一人のお客様は、『洗濯物の室内干しが出来るから助かる』と言われましたが、
これはいいと思います。
フリースペース 良い言葉です。
家を使われるのは、お客様であり、設計事務所ではありません。
お客様の考え方によっては、すばらしい空間が出来る事は、間違いありません。
是非、蔵のある住まいを考えてみてください。

 

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子安俊男
専門家

子安俊男(一級建築士)

株式会社子安建築設計事務所

「蔵のある家」といった新しい試みも積極的に取り入れつつ、約40年の経験と実績に基づく「価値あるプロの仕事」を手がけ「建ててから歳月を経てなお一層、住み心地の良さを実感できる家づくり」を実践

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