熊本でのトコジラミ駆除事例とダスキンのトコジラミ駆除サービスのご紹介
最近ニュースでよく耳にする「トコジラミ」。
別名「ナンキンムシ(南京虫)」とも呼ばれる害虫トコジラミは韓国やフランスで大発生が騒がれていましたが、今や外国のみならず日本全国でも拡大しておりその相談件数は過去最多と言われています。
トコジラミは日本でも戦後しばらくはよく見られる虫でしたが、殺虫剤の普及や生活環境の改善によって激減しました。しかしコロナ禍が落ち着き、国内外の旅行客が増えたことによって再びその被害は拡大しています。それで、国内外のいずれにしても旅行やビジネスで宿泊が伴う場合は注意が必要です。
繁殖力が強いばかりか、最近ではトコジラミに効果があると言われてきた殺虫剤が効かないスーパートコジラミも世間を騒がせています。多くの宿泊施設にとっては、万が一トコジラミが発生・繁殖してしまえば駆除代金のみならず、一定期間の営業停止もしくは複数部屋が駆除完了まで1か月以上使用できないなどによる経済的ダメージや、場合によっては賠償問題や風評被害などその損害は甚大なものになる可能性があります。
このコラムでは、なんとしてでもトコジラミ繁殖を防ぎたい!そう思われる宿泊施設様への有効なトコジラミ対策をご紹介させていただきます。
まずは、トコジラミがどのような虫なのか見てみましょう。
(個人様へのトコジラミ対策はコチラをご覧ください⇨過去のコラムのアドレス)
トコジラミってこんな虫
⑴特徴・生態
トコジラミの体長は5〜8㎜前後で、赤褐色の丸い体をしています。翅は無いので、飛ぶことはありません。名前はシラミと付きますが、シラミの仲間ではなくカメムシの仲間です。
トコジラミは人や動物の血を吸血する外部寄生虫で、人へ直接被害を与える衛生害虫です。通常は寝室などの、人が睡眠・休憩する場所の近くに潜んでいます。特に、ベッドや布団の周辺、カーテンや壁の隅など様々な場所に隠れています。
トコジラミは、夜中の人が寝静まった頃に隠れ家から出てきて、ヒトや動物の血を吸います。幼虫の段階から人や動物の血液を摂取して成長していきます。昼間はほとんど動きませんが、夜中のスピードは速く、歩行速度は1秒間に2㎝ほど(テントウムシくらい)のスピードで動きます。
トコジラミの発育にとって最適な気温は21℃〜28℃のため寒い冬場は活動が鈍りますが、室温が一定の宿泊施設では季節に関係なく年間を通じて被害が出てしまいます。
トコジラミは雌1匹で生涯に200〜500個の卵を産みます。卵は6〜10日で幼虫に孵化し、好ましい条件の下では35〜48日で成虫になります。産卵数も成長スピードも早いため比較的短期間で数が増えて広がり、気付いた時には大量発生していた…ということもあります。
またトコジラミの寿命は6〜7ヶ月で、もっと長生きする場合もあると言われています。また、血液を摂取することができない状態で12ヶ月間以上も生き延びた記録があります。
繁殖力ばかりか生存力を見ても非常に厄介な害虫と言えます。
⑵生息場所
・マットレスやベッドシーツやベッドカバーなどの寝具
・カーテン(特に上部のヒダの部分)
・壁にかけた額の裏や内部
・電気スタンド
・サイドテーブルの引き出しの裏、電話機 など
実に様々な場所に潜みます。狭い隙間などに隠れていることに加えて昼間は活動しないため、気付かないうちに繁殖している場合があります。
大量発生するとトコジラミは室内の至る所に散在するようになり、カーペットの縁や壁の中にも潜むようになります。さらに大量に発生すると、壁の内部にある配管やケーブルを伝って、隣接する部屋、上下階の部屋に移動することもあります。
部屋の清掃時に、トコジラミが人やリネン類に付いて他の部屋に移ってしまうケースもあります。
宿泊施設でいったん発生してしまうと、他の部屋にも容易に拡散する可能性があるため非常に危険です。
⑶被害
トコジラミは主に、人の睡眠中に隠れ家から出てきて血液を吸います。吸血時間は1回に5〜10分で、腕や足、首まわりなど衣類から露出している部分が狙われます。個人差はありますが、刺されると激しいかゆみを引き起こすのが特徴です。強いかゆみによって、時に不眠症や神経障害を引き起こす場合もあります。トコジラミは移動しながら吸血していくので、刺された痕がいくつもできてしまいます。トコジラミに刺された痕は蚊やノミ・ダニに刺された痕に似ているため、皮膚を見てトコジラミに刺された痕であると判断するのは難しいことがあります。
また、トコジラミが内部に侵入した被害が深刻な家具や寝具など大量に廃棄せざるを得なくなる場合があります。
加えて冒頭の部分でも触れた通り、もし発生してしまったら宿泊施設へ与える被害も甚大です。
このようにトコジラミの特徴や生態などを見ると、トコジラミが発生・繁殖する前に予防・点検をすることがトコジラミの被害を最小限に抑えるのに効果的です。
トコジラミの事前予防・点検はプロにお任せください!
いったん発生・繁殖してしまうと駆除が困難なトコジラミ。
先述の通り、宿泊施設には国内外からの流通があるため外部からトコジラミを持ち込まれる可能性が高い上に、年間を通じてトコジラミが繁殖する条件が揃っています。それでお勧めするのは、トコジラミが発生・繁殖する前に予防と点検を定期的に行い、早期発見による被害拡散を防ぐことです。
すでに多くの宿泊施設様よりご活用いただいているダスキンのトコジラミの予防・点検サービスをご紹介します。
①トコジラミ誘引トラップ
ベッドやソファ近くに設置し、トコジラミを誘引します。
本体表面の傾斜はザラザラしてトコジラミが登りやすく、火口形状で滑り落ち、内面はツルツルしているので登れないようになっています。
トコジラミの誘引作用により、トコジラミ発生の早期発見や人への被害を最小限にとどめる効果を持ちます。
②ブラックアウト
ベッドやソファの脚に取り付けて、トコジラミが床から上がってこれないようにして人を守ります。
本体表面の傾斜はザラザラしてトコジラミが登りやすくしてありますが、内面はツルツルしているので上がってこれません。
薬剤を使わずトコジラミによる被害を抑制したり、場合によっては駆除期間中に使用停止しているお部屋の使用を可能にすることができます。
③トコジラミ用トラップ
トコジラミの発生が予想される場所、例えばベッドのマットレスやソファの下や隙間に点検目的で設置し、トコジラミの早期発見を実現します。
上からの荷重に耐えられる構造になっていますのでマットレスの下に設置しても潰れることはありません。
トコジラミ用トラップは費用を抑えつつ定期的な点検をするする場合に最適です。
どんなに部屋を清潔にしていたとしてもトコジラミはいつどこで持ち込まれるか分からないため、予防・点検による早期発見はかなりの被害抑制効果と安心感につながります。
しかしもし、実際にトコジラミが確認されたとしてもご安心ください!
トコジラミの特徴や性質に精通したプロのスタッフが駆除します!
もし発生してもお任せください!ダスキンのトコジラミ駆除サービス
ダスキンの「トコジラミ駆除サービス」では、人と環境に優しい、薬剤だけに頼らないIPM施工を行います。
STEP1.対象となる家具などへの薬剤散布をできる限り抑えるために、まずはプロの目でトコジラミの生息調査をしっかり行ないます。
STEP2.生息場所が確認されたら、バキュームと冷却処理によって物理的にトコジラミの個体数を減らします。
STEP3.薬剤処理は生息が疑わしい場所にのみ行い、薬剤量をできる限り抑えます。また人体への安全に配慮し、直接人の肌が触れる場所への薬剤処理は避けます。
STEP4.駆除サービス後、点検フォローに2回伺い状況に応じて処理を行います。
ダスキンでは安心・安全、かつ確実なトコジラミ駆除を行なっております。
もちろん、この件でお客様の情報など一切他言することはありません。お客様の信頼にお応えします。
人や物の流通が活発になりこれからますます被害が懸念されるトコジラミ。
もしトコジラミで何か気がかりなことや事前の対策、お困りごとがあればお気軽にご相談ください!
お客様の安心のサービスをご提案させていただきます。