食品工場の害虫駆除はなぜ重要?具体的な対策の方法について解説!
人とモノが忙しなく行き交う物流倉庫。全開にしたシャッターから虫が入り放題でお困りの事業所も多いかもしれません。
そこで、今回は物流倉庫の害虫獣駆除について、実際のサービス事例をもとにご紹介します。
でもまずは、「物流倉庫に害虫獣が侵入するとどんな被害が生じるのか」おさらいしておきましょう。
1. 物流倉庫に虫が侵入すると…
①異物混入につながる
物流倉庫に虫が侵入すると、生体や死骸がダンボールの中に混入したり、商品を汚したりします。
特にクモが天井などに巣を作ると、糞や食べカスが落ちてくるため異物混入のリスクが高まります。
②細菌・ウイルス汚染につながる
ゴキブリやハエなどの衛生害虫、ネズミ(ハツカネズミ・クマネズミ・ドブネズミ)は感染症を媒介します。
このため衛生上の観点からも物流倉庫で害虫獣を防除し、商品の汚染を防ぐ必要があります。
2. 物流倉庫での施工事例
弊社の物流倉庫での施工事例を紹介いたします。こちらのお客様は以下のサービスを導入されています。
①クモ駆除 ②ネズミ駆除 ③カメムシ駆除 ④大型ハエ駆除 ⑤徘徊性害虫駆除(ムカデなど)
① クモ駆除
専用のダスターでクモの生体や巣、卵嚢を取り除き、忌避剤(プロ用の虫除け剤)を壁面などに散布して防除します。
下の写真はクモ駆除の施工例です。
左の施工前写真にクモの生体と巣が写っていますが、背景と同化していて見つけにくくなっています。
このように背景の色や模様によって視認性が下がるため、見る角度を変えながら生息状況をチェックすることが必要です。また、照明周りは死角ができやすいため、見かけ以上にクモが潜伏しているケースもあります。
このためダスターで電灯の縁をなぞりながら入念に駆除を行います。
クモの侵入がごく軽微であれば、ホウキなどを使って自分で駆除することもできますが、物流倉庫のような大型施設では、広範囲に生息するクモを多数退治しなければなりません。
特に夏季は害虫シーズンで侵入数も増えて、かなりハードな作業になるため、専門業者に依頼した方が安心と言えるでしょう。
② ネズミ駆除
粘着ボードを倉庫内に設置して、モニタリングを行います。
発生状況によっては殺鼠剤や忌避剤の使用、あるいは侵入口の封鎖などを実施します。
カメムシ駆除では、春と秋の発生時期にシャッター周りや壁面に薬剤を散布しています。
散布する薬品には忌避(虫除け)効果があるので侵入数を抑えることができます。また散布面にカメムシが飛来すると、薬品が体に付着することで駆除できます。
④ 大型ハエ駆除
物流倉庫は郊外に位置することが多いため、近隣の畑や畜舎からハエが飛来してくるケースがあります。
弊社では大型のハエの侵入対策として「フライマグネット」による駆除を実施しています。
フライマグネットには特殊な臭気を発する誘引剤が入っており、臭いでハエを誘き寄せて捕獲駆除できます。
⑤ 徘徊性害虫駆除(ムカデなど)
倉庫の基礎や出入口周りに忌避剤を散布して侵入数を低減させます。またネズミと同様、屋内に設置したトラップにより侵入状況をモニタリングします。
物流倉庫の害虫獣駆除ならダスキンへ!
今回は物流倉庫の害虫獣駆除を紹介いたしました。害虫獣駆除は施設のニーズや環境、対象害虫などに応じて、柔軟に施工方法を変えながら対応する必要があります。
ダスキンでは、この記事でご紹介した施工以外にも、捕虫器による飛翔害虫駆除やハトの侵入防止工事など多彩なサービスを取り扱っております。
このため個々のお客様の状況に応じて、カスタマイズされた害虫獣防除サービスをご提案できます。
物流倉庫で害虫にお困りの際は、ぜひ当店にご相談ください!