熊本のシロアリが活発になる前こそ、床下調査と予防が大切!白蟻の羽アリが飛ぶ前に対策を!
建物を新築するときに必ず実施しなければならない工事の一つに『白蟻対策』があります。工程表には『防蟻工事』と書いてあることが一般的です。
今回は新築時のシロアリ対策についてご説明いたします。
新築時の白蟻対策工事とは?
防蟻工事のタイミング
新築時の白蟻対策が、通常のすでに完成して建っている建物の白蟻対策と異なる点は、新築の場合建築途中のタイミングで工事を行うという点です。
実際にどんなタイミングで工事を行うのでしょうか?
下の写真のタイミングです。
写真を見てすでにお分かりかと思いますが、骨組みだけの状態の時に防蟻工事を行います。
棟上げが終わって屋根材が取り付けられたタイミングです。外壁材も内壁材も床材もまだ取り付けられていない状態の時に行います。
防蟻工事の方法
新築は既築の防蟻工事と違いより徹底的な白蟻対策を行うことができます。
どういうことでしょうか?
既築の建物の白蟻対策の場合、床下に潜って全面に薬剤を散布します。また床上では被害に遭いやすい箇所(水回りの柱や敷居、タイル張りお風呂や玄関などの壁面や床面)に薬剤を注入処理します。
それに対して新築の建物の白蟻対策は、床や壁が無い状態で行うため、後々壁や床に隠れてしまう建物の柱や木部全てに薬剤を処理できるというメリットがあります。
実際にどんな方法で工事を行うか、簡単にご紹介いたします。
・床全面に専用薬剤の散布
既築の建物の白蟻対策と同様に床全面に薬剤の散布を行います。
(日本しろあり対策協会の仕様では、一部の指定地域で土壌処理が免除となっていますが、ダスキン ターミニックスでは全面散布します)
・床上の木部処理
新築の白蟻工事では基礎から1メートルの高さまでの木部に木部用シロアリ駆除剤を施工します。
加えて、浴室の柱の場合は天井まで薬剤を処理します。
基本的な点だけを簡単にご紹介しましたが、この他にも建物によって様々な方法を駆使し白蟻が侵入してこない状況を作っていきます。
地味な工事ですが非常に大切な工事です。
工事が完了した後は白蟻対策がきちんとなされていることを証明するために「施工済みステッカー」を貼ります。
新築の白蟻対策工事を甘く見てはいけない!
施主様や建築会社によっては、とにかく1円でも安く工事をしてくれるところにお願いしようとお考えの方もおられます。
新築の白蟻工事は、既築の建物の白蟻工事よりも極めて安価な価格で取引がなされています。
もちろん当店もそうせざるを得ません。
しかし、大切なマイホームを長期的に守るための非常に大切な工事であることを忘れないでください。
安価でも、クオリティは下げないで、きちんとした工事を行ってくれる業者選びは重要です!
シロアリ業者検討の際は是非ともご相談ください。