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住宅補助金、申請前に知っておきたい4つの落とし穴

假屋英樹

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テーマ:家づくり

「補助金が使えると聞いていたのに、いざ申請したら対象外だった」。
2026年の住宅省エネ補助金は、こうした行き違いが起きやすい制度です。
今回は実際によくある失敗パターンと、その避け方を熊本のリノベーション専門会社がわかりやすくご紹介します。

詳しいコラム内容はコチラから

2026年の補助金、いつまで使える?

2026年は「住宅省エネ2026キャンペーン」という国の制度のもと、窓の断熱リフォームや給湯器の交換などに補助金が出ています。
まず押さえておきたいのは、この制度は予算があり「早い者勝ち」だということです。

知っておきたい基本情報

  • 対象になるのは、2025年11月28日以降に着手した工事
  • 用意されている予算には上限があり、なくなり次第その時点で締め切り
  • 申請の手続きは施主ご自身ではなく、登録された施工会社が行う

つまり「来年でいいか」と先延ばしにしているうちに、予算が尽きて使えなくなる可能性があります。検討中の方は、早めに登録事業者へ相談しておくことをおすすめします。

よくある失敗①「自由に増やせる」と思い込んでいた

窓の断熱リフォームでの補助金(先進的窓リノベ)は、毎年少しずつルールが変わります。2026年で特に勘違いが多いのが、「工事すれば増やした分だけ補助が出る」という思い込みです。

注意点:あくまで「今ある窓」の範囲内が基準

外窓交換やガラス交換では、交換前のサッシ数を超えて製品を設置しても、超えた分は補助対象になりません(既存サッシと同数までが対象)。壁を壊して開口部を広げたり、新しく窓を設けたりする工事も対象外です。内窓の場合も、既存の窓と平行に、屋内側へ50cm以内の位置に設置するなど、いくつか細かい条件があります。

実際にあったのが「外壁を壊して窓を大きくすれば、その分補助額も増えると思っていた」というケースです。あくまで「今ある窓の場所・大きさ・数」を活かしたリフォームであることが条件になるため、窓を大きくしたい、増やしたいといったご希望がある場合は特に、事前の確認が欠かせません。

アドバイス

「うちの窓のリフォーム計画が、補助対象の範囲に収まっているか」は、図面と現地確認をもとに事前にシミュレーションできます。契約前に必ず見積書と一緒に補助金の試算を出してもらいましょう。
対象にならない事例の詳細(先進的窓リノベ2026公式サイト)

よくある失敗②工事前後の写真が足りなかった

補助金の審査では、「本当にその工事をしたか」を証明する写真が欠かせません。ここでつまずく方が、実は少なくありません。
よくあるのが、工事が始まってから「あ、写真を撮っていなかった」と気づくパターンです。一度取り付けてしまった窓を外して撮り直すことはできないため、こうなると申請ができなくなってしまいます。

このあたりの撮影は、本来は施工会社側が責任を持って行うべき作業です。「写真は自分で撮っておいてください」と言われた場合は、少し注意が必要なサインかもしれません。

よくある失敗③業者選びでつまずく

もう一つ多いのが、契約してから「実はこの業者、補助金の登録事業者ではなかった」と判明するケースです。補助金の申請は施主ご本人ではなく施工会社が行うため、登録事業者でなければ、どんなに良い工事をしても補助金は受け取れません。

契約前に必ず確認

「補助金が使えますよ」という口頭の説明だけでなく、見積書や契約書に補助金の見込み額が明記されているかを確認しましょう。あいまいなまま契約してしまうと、後から「対象外でした」と言われても取り返しがつきません。

よくある失敗④お金の流れの勘違い

意外と見落とされがちなのが、「お金の流れ」のタイミングです。
「補助金分はあらかじめ差し引かれた金額を払えばいい」と思い込んでいる方が少なくありませんが、実際の流れは違います。
補助金の交付申請は「工事が完了し、引き渡しが終わった後」にしか行えません。申請から交付決定までの審査に1〜2か月、交付決定から振込までにさらに1〜2か月程度かかるのが目安で、工事完了から手元に届くまで、合計でおおむね3〜4か月を見込んでおく必要があります。なお、これはあくまで目安であり、内容によってはこれより時間がかかる場合もあります。

申請できるのは工事完了・引き渡しの後になります

補助金の受け取り方には、主に2つのパターンがあります。これは契約時に施工会社と取り交わす書面であらかじめ決めておく事項です。

どちらの方法になるかは施工会社との事前の取り決め次第です。
「充当」であれば立て替えの負担は小さくなりますが、「現金還元」の場合は工事代金をいったん全額お支払いいただく必要があります。
契約前に、ご自身のケースがどちらに当たるのか必ず確認しておきましょう。

後悔しないための4つのポイント


補助金は、正しく使えば数十万円単位でリフォーム費用の負担を減らせる、とても心強い制度です。ただ、ルールは毎年細かく変わるため、最新の情報を持つ施工会社に早めに相談することが、結果的に一番の近道になります。

「うちは充当と現金還元、どちらになるのか」「全額をいつまでに用意すればよいか」を、契約前に施工会社へはっきり確認しましょう。住宅ローンに組み込む場合やリフォームローンを利用する場合は、このタイミングの違いも踏まえて借入額を相談することをおすすめします。

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専門家

假屋英樹(不動産売買・リフォーム業)

株式会社クラブハウスエステート

不動産・リノベーションに携わって30年。中古住宅再生・性能向上リノベーションに注力してきました。「こんな家が欲しかった」人も環境も家計も喜ぶ家づくりをリノベーションで叶えます。

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