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Vol.53 マインクラフトと鉱物から学べること~資源と探究心の教育的な意味~

土居郁男

土居郁男

テーマ:プログラミング教育

マイクラと鉱物

鉱物を通じて学ぶ「資源の大切さ」

さて、前回に引き続き今回はマインクラフトの「鉱物」における教育的要素をまとめてみます(*^^*)

マインクラフトの世界では、石炭、鉄、金、ダイヤモンド、エメラルド…といった鉱物が登場します。プレイヤーは洞窟を探検し、道具で採掘して、少しずつ資源を集めていきます。

子どもたちはマインクラフトで遊んでいるだけで 「資源は無限ではない」 という現実に触れることができるのです。

限りある鉱物をどう活用するか・・・これを考えることは、環境問題や資源管理の教育的要素につながりそうです(*^^*)

試行錯誤と探究心

どの高さにどんな鉱石があるかを知るには、実際に掘って確かめてみるしかありません。(※実はいろんな参考になる本や多くの知識人=YouTuberなどがそのコツを示していますがw)
ただ、いつでも実際に見つけた時の喜びは、まるで本物の探検のようです。

その内こういった考えに至ってほしいと願いますし、また、そのように誘導することもあります。

  • 「なぜここに鉄があるのか」
  • 「どうすれば効率的に採れるのか」

これを考えることは、探究心を刺激し、仮説と検証の学習そのものです。
科学的な思考の第一歩を遊びの中で自然に体験できていきます。

道具の選び方から学ぶ論理性

マインクラフトでは「木のツルハシではダイヤを掘れない」など、道具と鉱石の組み合わせには一定のルールがあります。

この仕組みはとっても面白いですね(*'▽')
子どもたちにとって 「順序立てて考えること」 をやある意味での「ルール」を学ぶ機会にもなります。

正しい手順を踏まなければ、成果が得られないという経験は、論理的思考の基礎といえます。

チームで分け合う資源

マインクラフトを遊ぶなら、私は断然にマルチプレイをお勧めします!

得られた食物や鉱石などをどう分け合うかが、生き残るためには重要になり、いつの間にか自然に議論=話し合いが巻き起こり、誰がどの道具を作るのか、役割分担をどうするのかなど、活発な社会活動がそのゲームの中に表現されていくのです。

こういったやり取りの中で、「協力や公平性の感覚」を養うことができます。限られた資源を巡るコミュニケーションは、現実社会さながらの学びになるのです。

現実の学びへのつなげ方

  • 鉄や銅など「現実の鉱物の性質」と「マイクラの中での役割」を比べて調べる
  • 資源の採掘と環境問題(森林伐採や鉱山開発)について考える
  • レアな鉱石を見つける体験を「科学的探究の喜び」と結びつける

どうでしょう?
どれも楽しそうな探求学習のテーマになりそうでしょ?(*‘ω‘ *)

まとめ

マインクラフト内で得られる「鉱物」というアイテムは、単なるゲームのアイテムと考えるにはもったいない存在感があります。

それは「資源の有限性」「科学的探究心」「論理的思考」「協力と公平」といった現実世界にも通じる学びを秘めていると思います。
遊びの中で子どもたちは自然と「生きるために必要な知恵」を掘り出しているのです。

スタパ!(※運営しているプログラミングスクールの略称)がキーワードにしている『遊びが学びに変わる教室』には、まさにピッタリの教材だったりします(*^^*)
お近くの方はぜひスターティングPCスクール(Stapa Programmer's Guild)まで、お子さんと一緒に体験にお越しくださいませ。
スターティングPCスクール

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専門家

土居郁男(プログラミング講師)

スターティングPCスクール(Stapa Programmer’s Guild)

生徒一人ひとりと対話して向き合い、本人自身も気づいていなかった強み、興味、関心、特徴などを見つけます。各自のプロジェクトを通じて、楽しみながらプログラミングを学べる、自由な雰囲気の教室です。

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