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土居郁男プロは高知放送が厳正なる審査をした登録専門家です

Vol.32 子どもはゲームを作ると「先生」になる― プログラミング教育が教えてくれる「伝える力」 ―

土居郁男

土居郁男

テーマ:プログラミング教育

伝える力

子どもがつくったゲームを、遊んでみたら…

時折、自分の運営しているプログラミングスクールにて、生徒が自らScratchで作ったゲームを「これやってみて!」と持ってきます(*^^*)

「仕方ない。やってやるか」
と、少し偉そうに返事しながら、やってみると・・・
「あれ?どこ押せばスタート?」
「え、なんで急に終わったの?」
みたいな。

その生徒はちょっと慌てて、
「あ、これはね・・・説明するね!」と笑いながらパソコンを操作し始めます( *´艸`)

そんなとき、やっぱり思うんです。

ゲームを作るって、「人に伝える」ことの練習になるのだ。
つまり、子どもが「先生」になる体験であるんだなと。

作ることで気づく「わかりやすさ」の大切さ

ScratchやUnityなど、子ども向けのプログラミング教室では、しばしば遊ぶ人の気持ちになることが自然と求められます。

  • ボタンの場所はすぐにわかるか
  • ゲームのルールは伝わっているか
  • 難しすぎないか、飽きないか

自分の頭の中だけで完結している状態では、誰もそのゲームを楽しめません。

つまり、子どもたちは知らないうちに「相手に伝える工夫」をしはじめるのです。

教えることで、いちばん学べる

教育の世界には「ラーニング・ピラミッド」という考え方があります。
その中で、人は「教える」ことで最も深く学べると言われていますね。

ゲームづくりは、まさにそれです(*^^*)

  • 自分の考えをコードで形にして
  • 他の人に遊んでもらい
  • フィードバックを受けて直す

これは、まさに「教える人」の体験です。
だから、ゲームを作った子は紛れまない「先生」になるんです。

伝える力は、これからの時代の「武器」になる

今の社会では、「わかりやすく伝える力」がますます重要になっています。

営業でも、接客でも、エンジニアでも、研究者でも。
どんな職業にも必要なのは、「自分の考えをわかりやすく伝える力」。

そしてその力を、楽しく・自然に学べる場所がプログラミングスクールではないかと思っています。

ゲームづくりで、眠っていた「力」が目覚める

もし、あなたのまわりに「プログラミングなんてまだ早いかな?」と思っている子がいたら、
こんなふうに声をかけてみてください。

「自分流のゲームを作って誰かに遊んでもらうほうがきっと楽しいよ?」

できるだけ、いたずらっ子な目で。
少し企みを宿した口元と視線を携えて・・・( *´艸`)

うまくすればきっと、その子の中に眠っていた「伝える力」と「発想力」が、鼓動を速めていくはずです。

その時は、いつでも私たちの居場所「Stapa Programmer's Guild」にお越しくださいませ。

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土居郁男
専門家

土居郁男(プログラミング講師)

スターティングPCスクール(Stapa Programmer’s Guild)

生徒一人ひとりと対話して向き合い、本人自身も気づいていなかった強み、興味、関心、特徴などを見つけます。各自のプロジェクトを通じて、楽しみながらプログラミングを学べる、自由な雰囲気の教室です。

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