Vol.10 プログラミング教育で国語力が育つ?
子どもがつくったゲームを、遊んでみたら…
時折、自分の運営しているプログラミングスクールにて、生徒が自らScratchで作ったゲームを「これやってみて!」と持ってきます(*^^*)
「仕方ない。やってやるか」
と、少し偉そうに返事しながら、やってみると・・・
「あれ?どこ押せばスタート?」
「え、なんで急に終わったの?」
みたいな。
その生徒はちょっと慌てて、
「あ、これはね・・・説明するね!」と笑いながらパソコンを操作し始めます( *´艸`)
そんなとき、やっぱり思うんです。
ゲームを作るって、「人に伝える」ことの練習になるのだ。
つまり、子どもが「先生」になる体験であるんだなと。
作ることで気づく「わかりやすさ」の大切さ
ScratchやUnityなど、子ども向けのプログラミング教室では、しばしば遊ぶ人の気持ちになることが自然と求められます。
- ボタンの場所はすぐにわかるか
- ゲームのルールは伝わっているか
- 難しすぎないか、飽きないか
自分の頭の中だけで完結している状態では、誰もそのゲームを楽しめません。
つまり、子どもたちは知らないうちに「相手に伝える工夫」をしはじめるのです。
教えることで、いちばん学べる
教育の世界には「ラーニング・ピラミッド」という考え方があります。
その中で、人は「教える」ことで最も深く学べると言われていますね。
ゲームづくりは、まさにそれです(*^^*)
- 自分の考えをコードで形にして
- 他の人に遊んでもらい
- フィードバックを受けて直す
これは、まさに「教える人」の体験です。
だから、ゲームを作った子は紛れまない「先生」になるんです。
伝える力は、これからの時代の「武器」になる
今の社会では、「わかりやすく伝える力」がますます重要になっています。
営業でも、接客でも、エンジニアでも、研究者でも。
どんな職業にも必要なのは、「自分の考えをわかりやすく伝える力」。
そしてその力を、楽しく・自然に学べる場所がプログラミングスクールではないかと思っています。
ゲームづくりで、眠っていた「力」が目覚める
もし、あなたのまわりに「プログラミングなんてまだ早いかな?」と思っている子がいたら、
こんなふうに声をかけてみてください。
「自分流のゲームを作って誰かに遊んでもらうほうがきっと楽しいよ?」
できるだけ、いたずらっ子な目で。
少し企みを宿した口元と視線を携えて・・・( *´艸`)
うまくすればきっと、その子の中に眠っていた「伝える力」と「発想力」が、鼓動を速めていくはずです。
その時は、いつでも私たちの居場所「Stapa Programmer's Guild」にお越しくださいませ。




