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土居郁男プロは高知放送が厳正なる審査をした登録専門家です

Vol31 文系の子はプログラミングに向いていない?

土居郁男

土居郁男

テーマ:プログラミング教育

文系プログラミング

― その思い込み、今すぐ手放していい理由 ―

「うちの子は国語は得意なんですけど、数学や理科がちょっと苦手で…
プログラミングって、理系じゃないとダメですよね?」

プログラミングスクールを運営していると、よく保護者の方からこんなお声をいただくことがあります。
お気持ち、よくわかります。

でも、そんな時私は、こうお伝えしています。

「むしろ、文系の子のほうが、プログラミングでは力を発揮できる場面が多いんですよ」

プログラミングって、「計算の世界」じゃないの?

「プログラミング=理数系」というイメージ。
たしかに、数値や論理を扱う場面もあります。

でも、実際に子どもたちがはじめて触れるプログラミングは、むしろこういった力が必要です。

  • 文章を読んで、意味を理解する力(=読解力)
  • どう命令を組み立てるか考える力(=作文力)
  • 「こうしたい」を実現するアイデア力(=発想力)

これはまさに、国語をはじめとする「文系の力」そのものなんです。

国語が得意なお子さんこそ、実は向いています

国語が得意な子は、文章を構造でとらえるのが得意です。
主語と述語の関係や、段落のつながり、文脈を読む力があります。

これはプログラミングで言えば、

  • エラー文の意味を読み取って原因を探す
  • 条件分岐や繰り返しの処理を読み解く
  • 順序立てて命令を書く

といった実践的なスキルに直結しています。

さらに、物語を読んで感情を想像したり、自分なりの表現を考えるような時間も、創造力や表現力としてしっかり活きてきます。

まずは「楽しい」「やってみたい」からスタート

プログラミングに必要なのは、計算力でも暗記力でもなく、
「これを動かしてみたい」「作ってみたい」というワクワクする気持ちです。

それは、ゲームが好き、お話を書くのが好き、イラストを描くのが好き――
そんな「好きなこと」からで大丈夫です。
最初は失敗してもOK。 うまくいかなくても、何度でもトライできるのがプログラミングの魅力ですし、「ちゃんと」楽しんでいると、そういったことも面白く感じてくるようになります(*^^*)

文系の感性は、これからの時代の宝物

AIが進化し続ける今、私たち人間に求められるのは、
「問いを立てる力」や「意味を読み解く力」「独自の発想で考える力」です。

まさに、国語や社会、哲学的な視点を持つ文系の力が必要とされる時代。

プログラミングは、その力を活かしていく「表現の手段」にもなります。

(おわりに)文系の子にこそ、自信を持ってほしい

「文系だから無理かも…」
そんな風に感じているお子さんや保護者の方がいたら、ぜひ伝えたいんです。
あなたの「読み解く力」や「発想力」こそが、これからの社会を動かしていくんだ。
プログラミングは、そんな力をかたちにしていくための、ひとつのツール。
だからどうか、最初の一歩を踏み出すのをためらわないでくださいね。

一緒に「できた!」の感動を、体験してみましょう(*'▽')

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土居郁男
専門家

土居郁男(プログラミング講師)

スターティングPCスクール(Stapa Programmer’s Guild)

生徒一人ひとりと対話して向き合い、本人自身も気づいていなかった強み、興味、関心、特徴などを見つけます。各自のプロジェクトを通じて、楽しみながらプログラミングを学べる、自由な雰囲気の教室です。

土居郁男プロは高知放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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