医療保険に加入していても「がん保険」は必要なのか?

保険の見直しをご希望される方の中でも、特によく出てくるのが「がん保険、今のままでいいのか問題」です。
お客様の中には、10年以上前に入ったがん保険の証券をお持ちの方も多く、保険料が安いケースが目立ちます。若いときに契約していることが、やっぱり大きいんですよね。
しかもそれが、一生涯保障が続くタイプの保険であれば、内容によっては「このまま続けていいと思いますよ」とお伝えすることもよくあります。
治療の変化とともに、保険もアップデート?
ただ、少しずつではありますが、がん治療の内容も変わってきていて、
「今の保険では少し不安かも」「もう少し保障を手厚くしておきたい」と感じる方も少なくありません。
そんなときに考えられるのが、今のがん保険を見直して、保障を手厚くする方法です。実際によくご提案する方法は、次の3つです。
見直し方法は3つあります
1、今のがん保険に特約を追加する
商品によっては、通院や先進医療などの特約をあとから追加できる場合があります。ただ、実際には追加できるケースはあまり多くなく、現場ではご提案する機会は少ない印象です。
2、別のがん保険を上乗せする
今の保険はそのままに、新たに別のがん保険を追加で契約する方法です。必要な部分だけ手厚くしたい方に向いています。
3、新しいがん保険に切り替える
思い切って、現在のがん保険を解約して、新しいがん保険に一本化するパターンです。ただし、この場合は特に注意が必要なんですね。
「90日間の空白期間」には要注意
がん保険には多くの場合、「90日の不填補期間」があります。これは、契約してから91日目以降に保障がスタートするというルールです。
つまり、今の保険を解約してすぐに新しい保険に切り替えた場合、一時的に保障がない“空白期間”が生じることも。これを防ぐには、新旧の保障がしっかり重なるように段取りする必要があります。
ちなみに私も、がん保険を見直しました
最近は、通院治療や薬代など、今の治療スタイルに合ったがん保険が増えてきています。
「もっと安心して備えておきたいな」と感じたときが、見直しのタイミングかもしれません。
ちなみに私も、10年以上前に加入したがん保険を、昨年見直しました。今回ご紹介した3つの方法のうち、2番目の「別のがん保険を上乗せする」方法を選んでいます。
FA高知では、こうしたリアルな保険事情も、もちろん正直にお話しています。
このコラムが、がん保険を見直すきっかけのひとつになればうれしいです。
「へぇ、西山も見直したのか」くらいに、ゆる〜く覚えておいてもらえたら十分です(笑)



