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SEはこれからどうなるのか?

柳井康伸

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テーマ:テクノロジー


以下は私の個人的な考え、あるいは想像に近い話です。(念のため)
まず、あなたが今SE(システムエンジニア)として働いているとします。

おそらく何らかの会社組織に所属しているでしょう。
もしその会社にSEが2人以上いるとしたら、近い将来あなたはある重要な決断を迫られる可能性があります。
なぜでしょうか。

理由は大きく2つあります。
一つは自分自身の内側から生まれる欲求。
もう一つは**外的な要因(会社の状況の変化)**です。

このブログでも書いてきましたが、AIの登場によってIT業界は大きな影響を受けました。
そしてその影響は、今もなお広がり続けています。
私の感覚では「大きな影響」という言葉では少し足りません。
むしろ生物史でいう大絶滅とその後の再生のような変化に近いものを感じています。

元々私は、あまりコードを書くことが好きなタイプのSEではありません。
そんな私でもAIを使うことで、仕事の生産性が劇的に変わりました。
しかしこれは私が特別だからではありません。

私は1980年代からSEとして働いてきた、ごく普通のエンジニアです。
今の時代、AIを使えばSEの能力は簡単に何倍にも拡張できます。
やろうと思えば、誰でも自分の仕事の生産性を何十倍にも高めることができるのです。

では、そのとき何十人、何百人というSEを抱える会社には何が起こるでしょうか。
厳しい言い方になりますが、私にはそのような会社がこれまでと同じ形で発展していく未来があまり想像できません。
AIを使えば、今まで何十人で開発していたシステムを、数人で作れるようになってしまうからです。

そのような状況で会社はどうするのでしょうか。
開発人数が減る分、単価を上げるのでしょうか。
それとも開発費を下げるのでしょうかどちらの場合でも、顧客との関係を考えると簡単な話ではありません。

特に大きな会社ほど、これまでのビジネスモデルを維持するのは難しくなるのではないでしょうか。
結果として
•人員削減
•海外人材の活用によるコスト削減
といった方向に進む可能性もあります。

あるいは、これまで受けられなかったような超大型プロジェクトを受注することで生き残ろうとするかもしれません。
しかしそのような領域は、すでに大手SIベンダーが長年かけて築いた市場です。
新たに参入するのは簡単ではないでしょう。

一方で、私はSEという仕事そのものは無くならないと考えています。
むしろ逆です。
AIによって、会社や部署ごとにカスタムメイドのシステムを作れる時代が来ています。

もしあなたが、日頃から出入りしているお客様に
「あなたなら信用できる」
と言われるようなエンジニアであれば。
あるいは自分の技術や経験に自信があるのであれば。
一人、あるいは志を同じくする数人でIT会社を立ち上げるという選択肢は、以前よりずっと現実的になっていると思います。

ビジネスは、お客様がいれば何とかなります。
これは私自身の経験から言えることです。
これが、私が考える**「内側からの欲求」と「外側からの圧力」**です。

実は私自身も、いま一人で会社を運営しています。
AIを使いながら複数の企業や医療機関のシステム開発や業務改善に関わっています。
昔なら何人ものエンジニアが必要だったような仕事を、今はAIと対話しながら一人で進めることも珍しくありません。
そういう意味では、私はすでに「AI時代のSEの働き方」を試している途中なのかもしれません。

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柳井康伸
専門家

柳井康伸(ITコンサルタント)

Digi&Dev 合同会社

「ITで生産性を高めたいが社内に分かる人がいない、何度か試したけどうまくいかない、外部に頼むとお金がかかる割に……」というお悩みを抱える方に、広く知られたソフトウェアを使って業務効率化をご支援します。

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