請求書自動化サービスで使われている技術ご紹介(OCRエンジンについて)
あなたは、ChatGPT処理を業務に活用する時、ChatGPTとの対話処理を自動化していますか?私はここでの投稿の通り、「自動化するならAPIだ」と最初から思っていました。
それで結構苦労して自動化のためにChatGPTの提供するAPIを使ったプログラムを作成し、請求書の読み取り処理サービスの開発を行いました。
しかし別にプログラムからChatGPTのAPIを呼び出さなくてもChatGPTの処理を自動化する方法は他にもありました。
それは「PowerAutomateでChatGPT画面を操作する」です。これはあるお客様との会話で気が付いたのですが(我ながらちょっと間抜けだと思っています)PowerAutomate(デスクトップ版)でChatGPT画面を操作し、この対話の結果を取得して活用するというスタイルです。
以前PowerAutomateで画面からのデータ入力にチャレンジしたことがありましたが、その時は対象となるアプリケーションがWindowsのGUIで、入力に至るまでの操作が結構細かく、色々なパターンがあってそれらをカバーする必要があり、結局断念しました。
ChatGPTの場合、ブラウザ上での操作となるので、WindowsのGUIに比べて比較的操作は大雑把で簡単です。(もちろん色々考えないといけないことは有りますが…)これなら結構いけるんじゃないかと感じています。
今までは、プログラムを自動実行し、フォルダーやファイル操作をPowerAutomate(ここでいうPowerautomateは全てデスクトップ版です)に任せて、自動処理を構築していました。
人間怖いもので、自分でも知らないうちにPowerAutomate=プログラム自動化という固定観念にとらわれていた気がします。
それが最近お客様との会話で、メールの自動配信やこのChatGPT画面操作を使って、難しいプログラムを書かなくても、さらに色々なサービスを業務に応用できる事を自覚しました。
特にこの秋から郵便料金が上がりますが、地方ではまだまだ請求書を郵送で送っている会社、組織は沢山あります。
例えば請求書を送るのであれば、販売管理システムのアウトプットを使って、いちいち印刷するのではなく、請求書のフォーマットのひな形を用意しておき、PowerAutomateを使って自動で請求書をお客様に送信するといった仕組みも比較的簡単にできるんじゃないかと考えています。