久保熱錬様受注処理DX化プロジェクト中間報告
去年の7月ごろからChatGPTを使って仕事をするようになりました。約1年が経過した現在、具体的にChatGPTが関係する私の仕事は次の3つです。
1. ChatGPTにプログラムを書いてもらう
2. ChatGPTのAPIを使ったアプリケーションの開発・導入
3. 作成した文章や図を洗練させる
これによって私の日々の仕事時間は単純に長くなっています(笑)。新しいお客様が増えたこともありますが、一番の理由は「コードを書く時間が増えた」ということです。
以前は、コードを書くのは最後の手段でした。お客様の要件を伺い、それを電子化する際にはExcelやKintoneなどのツールを使い、どうしてもカバーできない箇所をコードで補うという進め方でした。
しかし、ChatGPTを使うようになってからは、プログラミングに対する精神的なハードルが低くなり、特にデータの入力処理において大きな効果が出ることが分かりました。これにより、「コードの開発」を前提とした提案をするようになりました。
結果として、以前よりもコードを書く時間が増えています。ここで言う「コードを書く」とは、ChatGPTにプロンプトを提供し、生成されたコードをテストし、動作するまでの一連のプロセスを指します。
特に提案の際には「ある程度動くプログラム」をお見せすることで、話の意図がより明確になるため、コードを書くことが増えました。提案が通れば、そのプログラムをテストして信頼性を高めていきます。
APIを使ったアプリケーションの開発に関しては、第一弾として画像やPDFファイルからテキストを抽出するアプリケーションを提供しています。現在は次の課題に取り組んでおり、形になったら報告したいと思います。
文章や図の洗練については、ChatGPTを使い始めてすぐに注意が必要だと感じました。文章の目的を忘れず、自分の言い回しや文体を維持することが大切です。
解説文であれば非常に有用ですが、ブログの文章は自分らしさを失わないように気を付けています。また、図の構成をPDFにして読み込ませることで、より分かりやすい図を作成できます。
このようにChatGPTを使うことで、仕事のアウトプットの品質は向上したと感じています。しかし、そのために仕事の時間は長くなる傾向があります。以前は5時で仕事を終えていましたが、ChatGPTを使うことで即座に回答が得られるため、「あれを試してみよう」と仕事を続けてしまうことが増えました。