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コラム

AIを仕事のツールとして使用し始めて仕事は変わったか?

2024年6月6日

テーマ:システム開発

コラムカテゴリ:ビジネス

去年の7月ごろからChatGPTを使って仕事をするようになりました。約1年が経過した現在、具体的にChatGPTが関係する私の仕事は次の3つです。

1. ChatGPTにプログラムを書いてもらう
2. ChatGPTのAPIを使ったアプリケーションの開発・導入
3. 作成した文章や図を洗練させる

これによって私の日々の仕事時間は単純に長くなっています(笑)。新しいお客様が増えたこともありますが、一番の理由は「コードを書く時間が増えた」ということです。

以前は、コードを書くのは最後の手段でした。お客様の要件を伺い、それを電子化する際にはExcelやKintoneなどのツールを使い、どうしてもカバーできない箇所をコードで補うという進め方でした。

しかし、ChatGPTを使うようになってからは、プログラミングに対する精神的なハードルが低くなり、特にデータの入力処理において大きな効果が出ることが分かりました。これにより、「コードの開発」を前提とした提案をするようになりました。

結果として、以前よりもコードを書く時間が増えています。ここで言う「コードを書く」とは、ChatGPTにプロンプトを提供し、生成されたコードをテストし、動作するまでの一連のプロセスを指します。

特に提案の際には「ある程度動くプログラム」をお見せすることで、話の意図がより明確になるため、コードを書くことが増えました。提案が通れば、そのプログラムをテストして信頼性を高めていきます。

APIを使ったアプリケーションの開発に関しては、第一弾として画像やPDFファイルからテキストを抽出するアプリケーションを提供しています。現在は次の課題に取り組んでおり、形になったら報告したいと思います。

文章や図の洗練については、ChatGPTを使い始めてすぐに注意が必要だと感じました。文章の目的を忘れず、自分の言い回しや文体を維持することが大切です。

解説文であれば非常に有用ですが、ブログの文章は自分らしさを失わないように気を付けています。また、図の構成をPDFにして読み込ませることで、より分かりやすい図を作成できます。

このようにChatGPTを使うことで、仕事のアウトプットの品質は向上したと感じています。しかし、そのために仕事の時間は長くなる傾向があります。以前は5時で仕事を終えていましたが、ChatGPTを使うことで即座に回答が得られるため、「あれを試してみよう」と仕事を続けてしまうことが増えました。

この記事を書いたプロ

柳井康伸

ITに関する豊富なノウハウをもとに業務効率化を支援するプロ

柳井康伸(Digi&Dev 合同会社)

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