請求書自動化サービスで使われている技術ご紹介(第3回)
今回はお客様と直接会話したことではないのですが、私の中であまりにも衝撃的だったのと比較的新しい記憶なので、これもあなたと共有したいと思います。
以前書きましたが、最初にChatGPTを使ってプログラムを作成したときの事です。私はその精度に驚きました。
そして次の瞬間思ったのは、現在で言うところの「プログラマー」という仕事は無くなるんじゃないかということです。
少し定義を明確にしておきたいと思います。今私が書いた「プログラマー」という職種は、顧客から仕様書をもらってその成果物として「ソースコード、プログラム仕様書」を納品する事を仕事としている職種です。
突然ですが私は中学生の時からテニスをしています。私がテニスを始めた頃、ラケットは木製でした。そして特にフォアハンド(体の利き腕側で打つショット)は、「体重を移動しながらボールを運べ」と教わりました。
その結果、私と同世代のテニスプレーヤーは、ほぼ一様に「まっすぐ引いて、まっすぐ打つ」というフォームでフォアハンドを打ちます。
ところが、ラケットはその後どんどん進化し、「軽くて飛ぶ」ようになりました。これにより同じフォアハンドでも、「体の回る箇所は全てを回して打つ(少し誇張有り)」ようになり、まるっきり打ち方が変わりました。
そして何より重要な事は、「テニスそのもののレベルが上がった」のです。
これと同じことが私たちのようなITを生業とする業界にも起こったのです。
今までは、プログラミングを経験したことのない人からは、何か呪文のような文字を記述したファイルをコンピューターと言う神殿に奉納すると、よく分からないけど、信者が思うようなことを神様に変わって実行してくれたのですが、今やみんながその気になればその呪文を書けるようになったのです。
多分アプリ開発の手法も全く変わるのではないかと思います。
私は「もはやシステムを文章で記述する事は無くなっていく」のではないかと言う気さえしています。
アプリを作りたい人は、自分が作りたいアプリに似た画面や、ある程度の動作を口頭で開発者に伝えると、開発者はそのプロトタイプを作り、実際に依頼者の目の前で見せ、色々な事を質問しながら、アプリをビルドアップしていく…
実際に動くプログラムがどのような動作をするかは、そのプログラムをChtaGPTに依頼すれば、動作仕様書を瞬時に作成してくれます。
プログラムを作成するために必要な膨大な文書が大幅に減ることで、開発に関わる人数もコストも大幅に減らせるようになるんじゃないか。
そして私はその先も妄想してしまいました。「だれもがEXCELに入力するように、プログラムが書ける将来」です。こうなるともはやありとあらゆる職業の人がプログラムを作れるようになり、「アプリの開発」が特定の業種に依存しなくなるのです。
今の今はさすがにプログラムを書いたことのない人がいくらChatGPTに依頼しても、使い物になるプログラムを作成するのは難しいと思います。
しかしそう遠くない将来本当に誰でもアプリを作ることができるようになり、IT業界の仕事は星の数ほどあるアプリからその顧客に合った複数のアプリを最適な組み合わせで結合させ、足らないところは補うという業務になってしまうのではと考えました。
とそこまで考え、私はちょっと怖くなったのですがあなたはどう思いますか?
すでにその気さえあればあなたにもスマホやコンピュータ上で動くアプリを作れる時代が来ているのですよ…