古い住宅は建て替える?リフォームする?メリットデメリット
リフォームのご相談でよく耳にするのが「トイレはどのくらいでリフォームするべきでしょうか?」というご質問です。便器は陶器なので割れない限りは使い続けることができます。
ただし、快適かどうかは別問題です。どれくらいを寿命ととらえてトイレをリフォームするといいのか、そのタイミングについてお答えします。
トイレ設備の耐用年数は一体どれくらい?
トイレの便器は陶器製であれば、ヒビが入ったり、何かの衝撃で割れたりしない限りは使い続けることができます。耐用年数は50年以上で、長期にわたり使用可能です。
しかし、便器も使い続けて年数が経ち、古くなってくると汚れやすくなったり、キズや黄ばみが気になったりするようになります。便器の品質も日進月歩進化していますから、古いものほど掃除がしにくいのでそれがストレスになる場合があります。
便器はよほどのことで割れなければ長持ちしますが、タンクの中に使われている部品は約10年、部品のパッキンや配管の寿命は約20年といわれています。そのため、配管の寿命やほかの水回りのリフォームの時期と合わせて20年をめどにトイレのリフォームを行うと効率的です。
トイレで起こる水漏れの原因と対処法とは
トイレの水漏れトラブルの原因のほとんどは、経年劣化による不具合がほとんどです。トイレタンクと便器、便器とウォシュレット、便器と床の設置部分、それぞれのジョイントに使われているゴムパッキンの劣化から水が漏れだすのです。
もしくは、ナットやボルトの緩みが原因の場合が多いです。水漏れが起こったら、まずは水道の元栓の止水栓を止めましょう。
タンク内の各パーツが正しい位置に設置されているかを確認し、どこから水がしみ出しているのか確認します。ナットやボルトを閉めても水が止まらない場合は、ゴムパッキンを交換してください。それでも水漏れが止まらない場合は専門業者へ相談しましょう。
トイレの水漏れ以外でリフォームするとよいタイミングとは
トイレの便器は、昔からそれほど変化したように見えないかもしれませんが、近年大きな進歩を遂げた住宅設備です。便器に使われている陶器は、表面加工や焼成方法、混ぜる材質の変化によって汚れがつきにくくなっているのです。流す水も水流の技術の進歩によって1回の水量が10リットル近くも節水できるようになりました。
トイレの便器は長く使えるものですが、トイレの掃除をしっかりしているのに、匂いが気になってしまった時や、和式を様式に変更したいという場合にリフォームされる場合が多いです。
新しい便器に変えると思った以上に掃除が楽になるほか、また温水洗浄やあたたかい便座などが備わり快適性がぐっと上がります。
家のほかのリフォームのタイミングと合わせて、トイレ全体のリフォームされることもおすすめです。