読売新聞(神奈川県版)に取材・掲載をしていただきました。
川崎市多摩区の町石屋、吉澤石材店です。
今日の夕方、工務店を経営する友人が御影石の板材を持ってきました。梱包を解いてみると普段はあまり目にしない石が。
模様に流れがあって、色調も柔らかめでいい雰囲気。ちょっと見た目は大理石のようですが表示はグラニット(花崗岩)、俗にいう御影石ですね。
ただお墓の分野ではこの手の石目は万人受けしにくいかもしれません。石塔を作った時にどんな模様が出てくるかわからないですから。おそらく管理も難しいと思います。
最初にあまり目にしないと言ったのは『お墓では目にしない』という意味で、建築の分野ではこういう流れがある石はけっこう使われていると思います。
先方の要望ではこの石を切削し、小口を磨いて表札として使いたいということ。石種指定ということなので、きっと既製品で市場に出回っていないのかもしれませんね。
早速作業して仕上げてみました。
あとは文字のデザインなどを決め、文字彫刻へと入っていきます。
うちではお墓の仕事がメインですが、そう多くはないものの時にはこうした仕事もしたりします。ちょっとした仕事なら手の空き具合によってはそう時間がかからずに対応できるかもしれません。