ドーナツの穴から、色の世界をのぞいてみれば
皆様、こんにちは。
マイベストプロ神奈川のパーソナルカラーリスト 鈴木香加です。
この度、東京商工会議所のアパレル・美容交流会にて登壇いたします。
つきましては、講演の時間の都合もあり、全てをお話しすることができないであろうと思い、こちらのコラムにて記載することにいたしました。もしかしたら、当日前後までの連載（中断もしつつ）したいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
(連載ものですので、ゆったりとお読みくださいね)
【最近の「似合う」ブームについて】
パーソナルカラーをはじめ、AI診断など各種診断により、お客様に「似合う」ものを提供するのが最近の流行です。
東京商工会議所編 カラーコーディネーター検定試験にも記載がありますが、顧客の消費する要因の一つに取り上げられています。この一つの要因が流行になったのは、コロナ禍前のパーソナルカラーブームがキッカケになっています。ブルべとイエベという一般語ができることにより、特許などに引っかからない用語でパーソナルカラーを語ることができるようになったのも、今回のブームの特徴です。
パーソナルカラー診断はその資格のあるカラーリストから、「似合う」を診断してもらう方法ですが、資金や時間の都合から、自己診断・・・つまり、自分で「似合う色」を判定できないかという模索も同時に起きました。
自己診断の方式は、マーケティングされてAI診断という形に進んでいきます。集計されたデータから「似合う」をご提案するもので、たくさんのお客様を処理することができることから、また短時間で効率的に「似合う」を診断することから、ららぽーとなどの大きなショッピングモールの集客力を高める方法・そこで買い物していただく施策となっています。
また、表参道のZOZOの「niau labo」（似合うラボ）は、AI診断とスタイリストによるコーディネートやプロのヘアメイク・カメラマンによる撮影で、毎月抽選となる過熱ぶりです。
パーソナルカラー診断はキッカケではありましたが、関係なく独立化した「似合う」の見つけ方となってゆくと思います。特許侵害はできませんので、パーソナルカラー理論は入らないもの・・・入っても通称的な情報のパーソナルカラーへと進化して、一つのジャンルになっていくと私は思います。
では、従来のパーソナルカラー診断は？となると、自分の「似合う」の分かる診断過程の楽しみ
としてのニーズ、、、本来は、「消費者の考える力」となるものですが、今の若い方に面倒な理論で覚えてくださいと言って、首を縦に振るか分かりませんが、手ごろだったらやる・・・くらいの感覚だと思うのですね。
とはいえ、「消費者の考える力」は大切なので、私も先の無料講座やお試しの5000円診断となるわけです。パーソナルカラー理論の良さはたくさんありますが、「手っ取り早く情報をください」には、あまり向いていないように思います。一般の方に向けてのイメコンは、本当に好きな人しか残らないと、私は見ています。
【なんで「似合う」なの？】
これも私の予測ですが、「無難」と「楽しい（トレンドや変化）」の丁度中間に位置していたからだと思います。ファッションのコスパがいい楽しみ方、というのでしょうか？
人は「飽きる」のです。無難なものばかりでクローゼットを作っても、絶対に変化したくなるのが普通の方です。確かに、こだわりのある方はいます・・・私は黒しか着ない・・・とか。ですが、多数派ではありません。
また、「他人と同じものを着たくない」もありますよね。個性ですから、やはり1点ものと聞くと購買意欲は上がります。
まずは、最初の回なので、このくらいで。
パーソナルカラー理論では、この「飽きる」だの、「個性」だのを求めるタイプを予測できますが、面倒だと思いますので、ご興味の方は専門家相談でお待ちしています(笑)。
ユニクロさんは、骨格診断やパーソナルカラーのサービスをしたのは、なぜか？
について、次回は書こうかと思います。
出くわしちゃった事件もあるので、知らないユニクロさんの動きも、お楽しみくださいませ。
本日もありがとうございます。
