似合うからの、ファッションメイク傾向分析
こんにちは、鈴木香加です。
コロナ禍以前は、黒よりネイビーのビジネススタイルが多かったですが、最近は黒もよく見かけるようになりました。
もともとはフォーマルな色ですが、カジュアルにもそのシャープさを生かしてスタイリッシュに使うこともできます。
とりあえず黒を着れば、コーデがまとまる! 収縮色だから細く見える!
ファーストコンタクトのお客様から、そんな話をよく伺います。
黒は無彩色ですので、色味はありません。しかも、もっとも暗い色です。
つまり、黒を着れば他は明るい色ですので、黒を交互にトップスにしたりボトムスにしたりすれば、一応カラーコーデとしてしばらく成立します。
ですが、黒は、パーソナルカラーとしては冬タイプの色です。似合えば、存在感のある美しさをアピールできます。しかし似合わないと、色に負けて顔色が悪く見えたり、逆にハードすぎてキツイ印象に見えたりします。
もっともオンライン会議などでは、画面上ではっきり映える存在感のある色ですので、このような特性を押さえれば、ビジネス上の使い方として有用かもしれません。
ただソフトな感じ、優しい感じの方には、黒はその良さを消してしまうかもしれません。
その場合、洋服のデザインや素材感で軽やかにしようとするかもしれませんが、黒は明るさがなく平坦に見えがちですので、それを柔らかく見せるには高価になってしまいます。そのような方の良さを出すには、他の色を使ったほうが、簡単に、コスパ良く、表現できますね。
黒は、軽重感では「重い」色です。
梅雨時期には、湿気で重く感じます。
逆に、黒の服が綺麗に見える時期もあります。8月の後半くらいから、サマーダークという使い方があります。
黒は、周りの景色よりも暗い色ですから、体形のラインがはっきり出ます。
収縮色ではありますが、周囲の景色の中で強調色にもなります。黒がスマートに縦長のシルエットになっているかチェックしましょう。
黒は、コーデが楽であったり、オンライン会議に映えるベーシックカラーであり、注目の色ですが、意外と気を遣う色です。上手にご活用くださいね。
ありがとうございます。