農地の2022年問題~2023年になって思う事~
昨年、3機の日本版GPS「みちびき」が打ち上げられ、合計4機の日本版gps「みちびき」が4月から運用との事で楽しみにしていました。どうなったかと思い、ググってみたら運用開始が延期されていたんですね。残念。
4機の運用で、精度がどこまで向上するのか、実際の測量の現場で試してみたいです。以前どこかの展示会で、あるメーカーの人は、衛星が増えても精度向上には関係ないような事を仰っていました。実際どうなんでしょう。
デモで体験させて頂いたことがありますが、瞬時に2~3センチ程度の誤差で正確な位置を割り出せることに感動しました。私たち土地家屋調査士の業務においては、ミリ単位で隣地との筆界をおいかけていくので、数センチの誤差だとこのまま利用することは出来ません。しかし、ジェノバさんのサイトで熊本県土地家屋調査士会の使用例などが紹介されており、参考になりました。
昨今の技術の進化は目覚ましいものがあります。弊所ではワンマン測量の機材もそろえています。測量は通常2~3名で実施するのですが、ちょっとした測量や逆打ちなどは1名で十分に活用できます。技術を積極的に取り入れることで、生産性が向上し業務工程に余裕がでてきます。余裕のある工程は、よい仕事をすることが出来ます。
日本版gps「みちびき」の運用開始は、社会インフラの基幹として多大な貢献をするのでしょうが、私たちの日常業務においても何かをもたらすに違いないと待ち遠しく思っています。