薩野京子プロのご紹介
死の準備を通して、残りの人生について考えるきっかけを提供(1/3)
参加型のセミナーで、知識を得ながら、残りの人生へ想いを巡らせる
年を重ねれば当然のように終活をする時代になってきました。では、具体的に何をすればいいのか、そんな疑問に答えるのが終活カウンセラーです。終活カウンセラー協会認定終活講師の資格を持つ薩野京子さんは、自分の死の準備をしながら生きることを考え、残された生を輝かせるきっかけをくれる終活カウンセラーです。
終活カウンセラーの多くは葬儀社に所属し、葬儀社がおこなう終活セミナーで話をするため、葬儀の話が中心になりがちです。けれども、薩野さんが開催する終活セミナーは、常に二本立て。一般的な葬儀や埋葬についての実際的な知識だけでなく、死と対になっている生を考える話を必ずするようにしています。
残された生について考えるためにおこなうのが、たとえば「バケツリスト」作り。「バケツリスト」とは、死ぬまでにやりたいことのリストで、アメリカなどでは生活に溶け込むほど多くの人に知られているそうです。セミナーの参加者に「バケツリスト」を作ってもらうことで、改めて生きることについて考えたり、自分の望む生き方に気づいたりするといいます。
ほかにも、遺影を意識したポートレートの撮影会や、少人数のときはディスカッションをするなど、ただ話を聞くだけではなく、参加型であることが薩野さんのセミナーの特徴です。
もちろん、葬儀や埋葬、相続に関する実用的な情報も提供します。具体的には、「キャッシュカードやクレジットカードは、遺族が解約するのは手間がかかるので、使っていないものは解約するなど、整理しておいたほうがいい」といった話をすることもあります。
さらに、相続に関して具体的に何かする必要があれば司法書士などの専門家を紹介することも可能です。また依頼があれば個別相談も対応できるそうです。