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椎名あつ子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

ほめること

テーマ:ブログ

「ほめる」という言葉は日常生活や
学校や会社でも使われることの多い言葉です。

最近、「ほめる」という状況で気になったことがありました。

ある中学校の女子生徒がもう一人の友達と一緒に
文化祭のために一生懸命絵を描き、そして
その絵のデザインもその絵の説明の文章も考え
クラスの中心となって二人でがんばりました。
そして、その学年でその絵は優秀賞をもらい全校生徒の前でほめられました。

しかし、その後教室に戻ってから、何人かのクラスの生徒から
「調子にのってんじゃないよ」
「まるで自分たち二人でやったみたいな顔して偉そうにしてるんじゃないよ」
などの言葉を浴びせられたことがありました。

その女子生徒は長い間不登校気味で
この文化祭が何かしら自分を変えるためのチャンスになればと思っていて
その為に一生懸命がんばりましたが、
「他の子からすれば、文化祭の時だけ学校に来て
ほめられてズルいと思われたかもしれない」と思い、
自分が居てはいけないし嫌われても仕方がないと思い
再び学校には行かないことにしたという話でした。

このような友達同士のよくある日常的ないざこざから
いじめや不登校へと発展してしまうことは数多くあります。

今回は「ほめる」ことで起きたことですが
「ほめたたえ合う」ことが私たち日本人には欧米の人達と比べると
大人の世界でも少ないのかもしれないと思ったことでもありました。

「調子にのってんじゃないよ」「えらそうに」と言った生徒も、
もしかしたらほめられることに慣れていないために
違和感を感じたのかもしれないと思ったのでした。

家庭の中でも学校でも何か大きな事が達成した時だけではなく
日常の特別な事ではない小さな出来事に対してもほめたり賛美することが
自分も人も幸せにすることのように感じました。

まず身近な人へ、小さな事からでも
ほめ上手になりたいと思った日でもありました。

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椎名あつ子
専門家

椎名あつ子(心理カウンセラー)

横浜心理ケアセンター

1対1のカウンセリングのほか、夫婦や親子など二人以上でのカウンセリングにも対応。モラハラやDVなど夫婦の問題や、職場のストレス、発達障害の相談にも多数の実績がある。医療や法律の専門家との連携も可能。

椎名あつ子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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