「AかBか」から「AもBも」へ(スタッフ)
今年の夏は数年続いたコロナ禍の影響はほとんど見られず
お祭りや花火大会などで数年ぶりに夏本来の賑わいをみせました。
家族や友達と周りの目を気にせず外に出掛けられて
思いっきり楽しめたという方も多かったのではないでしょうか。
気が付けばあっという間に過ぎてしまった夏休み。
子どもたちは自宅でゆっくり羽を休められた日々から
新学期を迎え現実に引き戻されていく感覚になっている子もいると思います。
我が家の反抗期息子たちもイヤイヤ感をなんとか払拭しようとしているのか
母親の私に毎朝バトルを挑んで起きています。
[ウチの息子の様子はこんな感じです]
朝7時に起こして欲しいと前夜に言われるので
翌朝7時きっかりに起こしにいくとカラ返事だけで起きません。
(まず一度では起きない気です)
その後、息子自身がセットした目覚まし時計が鳴り響いても止めることなく
ピピピピーの音が周波数になっていくくらい永遠鳴り続けます。
さすがに近所迷惑になると思い、また起こしに行くと
今度は起きたフリをして目を擦りながら上半身だけ起き上がります。
(二度目は少しフリを入れ演技してきます)
起きたと思い他の作業をしていると、まだ朝食の席についていない。
時間はもうすでに20分オーバー。
「電車の時間に間に合わないよ!遅刻になるよ!」
母の感情もどんどんヒートアップしますが
必死に耐えて感情に流されず落ち着いて聞こえるように
最終的にはものすごくゆっくりと低い声で起こします。
(三度目でやっと我に返るようです)
再三に渡り起こしてもらったという感謝の気持ちは全くなく
逆ギレされ、息子は朝から不機嫌モードに突入し
やっと起きてきて朝食。
そして時間が無いからもう要らないと朝食を残す。
あれが足りないとイライラしながら
学校に持って行く物をドタバタと準備して
行ってきますも無く出かけて行きます。
(行ってらっしゃいと言った後の
ハーーーーーーーーーッッという母の深い深いため息…)
毎朝このやり取りに時間を使い、深いため息しか出ませんが
反抗期息子にも最近変化が見られたことがあります。
まずは、以前は忘れ物(財布、定期、携帯、教材)が多く
後から私が慌てて自転車で追いかけ
本人に届けることが結構あったのですが
今はほとんど忘れ物をしていないこと(笑)
もうひとつは自学自習。
夏休みの間、机に向かって勉強することが習慣化したようです。
(時々サボってゲームをしたりしてはいるようですが…)
受験生なので勉強は必至のことなのですが
今までの夏休みとは大きく違った行動なもので…驚きを隠せません。
こんな周りの子が当たり前にできていることが
やっとウチの息子もできるようになって
成長が目に見えて親としてとても感慨深い気持ちです。
高校生にして…
親からこんな事を思われること自体成長が遅いことに
本人は気付いていないようですが、
大人の入り口に差し掛かり
自分のことは自分でなんとかできるように
息子本人が自覚した結果なのかなと思ったりしました。
これからが受験本番。
試験に向けて更に自分で自分を管理して
モチベーションも上げていかないとなりません。
ウチの場合、反抗期と重なり
現在会話をしたがらない息子との距離を感じており
親子で手を取り合って二人三脚というような
理想的な応援とはいかない気がしていますが
親としてできる限り生活面のフォローをしつつ見守るつもりでいます。
母にバトルを挑み続ける日々はいつ卒業の日を迎えるのか?!
今後の成長に期待したいと思います。
文:スタッフroko
代表:椎名 あつ子