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椎名あつ子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

運命を受け入れる

椎名あつ子

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テーマ:ブログ

「食べられるドローン」という見出しに
思わず目を奪われました。

ドローンとは、ご存知の通り
遠隔操作により飛行する無人機で
空中撮影や物品の輸送、農薬の散布、
また軍事用にも使われ、
最近ではウクライナ軍が攻撃で使用したという
ニュースを耳にすることもあります。

この重い金属の塊といった印象の飛行物体が
「食べられる」とは?

記事をみると、
翼が米の「せんべい」のようなものでできていて
災害時に避難者を見つけるとともに
自らが非常食となって救命するというものです。

機体が食べられる軽量素材で作られるため
積み荷としての食料も従来より増やすことができ
しかもゴミとして残る部分が少なく環境にも良いとか。

アニメの「アンパンマン」のような話ですが
開発に携わる日本の大学の究極の目標は
移動できる「ロボットのような食べ物」
を作ることにあるそうです。

AI(人工知能)の開発も進み
学習し、自ら行動するいわゆる「自律型ロボット」が
実用化されるのも遠くないと思います。

それこそアンパンマンのように
「人間のように」会話ができるロボットもやがてできるでしょう。

記事によると、
食べられるドローンには食料を届ける他に
孤立した人を慰め
救助が来るまで頑張る希望を持たせる効果もあると書かれています。

でも…。
もし人工知能を持つ「食べられる」ドローンができて
そしてそのロボットに癒やされて
友情が芽生えたりしていて
災害などで孤立した避難者のところにたどり着き
「私を食べて」と言った時、
「ありがとう」と食べられるかな?

アンパンマンなら、すぐ新しい顔ができることを知っているので
ありがたく頂戴できそうですが
食べたらいなくなってしまうと思うと
ロボットに対して淋しいという気持ちが生れて
躊躇するかもしれません。

そしてもし、人工知能を持つドローンが
「食べられたくない」と思ったら?
自己犠牲をプログラムされているから問題ないはずですが
「知能」を持ったドローンは
自分の「運命」を受け入れるのでしょうか?

誰もいない二人(?)だけの空間で
その時、ロボットとどんな会話が交わされるでしょう。

そんなことを考えながら
自分の「運命」をどんな時も
どんなことが起きても
嘆いたり、悲しんだりせずに
そのまんま素直に感謝して受け入れられるプログラムを
ロボットのように私の脳にインプットしてほしいと
心から思った日でした。

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椎名あつ子
専門家

椎名あつ子(心理カウンセラー)

横浜心理ケアセンター

1対1のカウンセリングのほか、夫婦や親子など二人以上でのカウンセリングにも対応。モラハラやDVなど夫婦の問題や、職場のストレス、発達障害の相談にも多数の実績がある。医療や法律の専門家との連携も可能。

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