外発的動機付けと内発的動機付け(スタッフ)
成長期の子どもは日々様々な問題を
いろいろな形で親に投げかけてきます。
子を持つ親の悩みは尽きませんが、
子ども自身も日々不安や葛藤などを感じ、
自分の身体や環境の変化、将来の進路など
子どもから大人への階段を成長と共に上っていくことに
戸惑いながら生活しているのでしょうね。
我が家の息子達は
自分なりのこだわりが強くなった分
親の言うことに耳を傾けなくなったり、
自分からあれこれ話さなくなったり
聞いても返事が返ってこなかったり。
冷蔵庫をやたらと開けては「なんか食うモノない?」
食べたら食べっ放し、脱いだら脱ぎっぱなし、
ゴミはゴミ箱に入れるよう言っても
後でやると言っておいて放置状態。
中でもひどいのはペットボトルの数日間放置。
(先日、コーヒー飲料のフタを開けたら
ボン!と音が出て中身が溢れ出しました)
子ども側は干渉されたくない時期ですので
親として片づけるよう最低限言うことは言いますが
なかなか子どもはこちらの思うようには動きませんね。
先日、探し物をしている様子の息子に
「どうしたの?」と優しく声をかけたところ
「何でもない!」とムッとした返事がかえってきました。
5分以上探している様子だったので
「何か探してる?」と聞いたら
「何でもない!!」構わないでオーラを出していたので
息子が何を探しているのか主人と二人想像しながら
とりあえず放って様子をチラ見してみることにしました。
その様子からたぶんコレ!というものが分かりました。
「ワイヤレスイヤホン」
片方をすでに無くし、もう片方のみで生活していた様子。
親に責められたり、何か言われることを嫌がったのか
文句を言われることを見越して言わない作戦に出たのか
この探し物を巡り30分程ドタバタとやっておりました。
八つ当たりにいろんな音を出すことで怒りを表現し、
さらには抑えきれず声に出してヒートアップしていました。
ここら辺りで主人は「かまわず放っとけ」と言い残し
リビングを後にして自室にいってしまいました。
母である私は、怒りの矛先が
自分に向かってくるのを覚悟しながら
探しているであろうイヤホンを
息子が置きっぱなしにしそうな辺りを
片付けながら過ごしていました。
しばらくして怒りが落ち着いたのか
息子はリビングで漫画を読み出しました。
「何を探しているか、分かれば探すよ~」
と息子に軽~く話しかけると、
聞き取りづらいトーンで「イヤホン」と返答が。
その後息子が探していた数カ所の場所を片付けながら
「イヤホン探し」を始めて3分で見事発見!!
玄関の息子の脱いだ靴と靴の間にコロっと転がっていました!
言いたいことは山ほどありましたが
「私、探すの結構得意だから。
今度同じような事があったら
早めに言ってくれれば一緒に探すよ。」
とだけ伝えました。
面倒くさい息子の対処に日々グッタリしてしまいますが、
自分もなかなか面倒な思春期の道を通ってきたので
これも親の役目と割り切り、感情は抑えて(大人対応)
ガミガミ、ネチネチ言わないよう心がけてはいます。
が、、、騒動が終結した後、ビールを「プシュッ」と開けて
自分を労ったのはいうまでもありません(笑)
そして翌朝、もう1人の息子が騒ぎ出しました。
「昨夜、玄関に置いておいたはずの自転車の鍵がない!」
「探しても見つからない!遅刻しちゃう!」
また??
昨日のデジャヴかと混同しましたが、
ものの数分で見事発見いたしました(笑)
みなさんのお宅でも似たようなことが起きていませんか?
文:スタッフroko
代表:椎名 あつ子