眠れない夜
よく「~を信じてくれ」という言葉をよく聞きます。
そしてその言葉はモラルハラスメントやDVを起こしやすい人達の
よくいう言葉でもあると言われています。
自分で自分の生き方を信じられている人は
相手に信じてほしいとはあまり言わないのです。
何故なら信念のある人は他人からも理解されていますので
あえてそういった言葉は使わないものです。
「オレ(私)を信じてほしい」の心理は
この言葉の前に、
たとえ~であっても
たとえ~と言っていても
たとえ~してしまっても
たとえ~だと他から聞いても
という、隠された言葉が無意識についている場合があります。
そして次に続くのは、
たとえ~でもオレ(私)を愛してくれるなら
たとえ~でもオレ(私)を信じてくれるならと続きます。
そして…最後に逆ギレの切り札として
「オレ(私)を信じてくれない人は信じられない」
と言います。
これはモラハラやDVのはじまりであったりもします。
一体何を信じて欲しいのでしょうか。
信じるとは何についてなのでしょうか?
それは
「オレ(私)」の過ち
「オレ(私)」の甘さ
「オレ(私)」の失敗
それをすべて無かったこと
つまりリセットしてくれるのか?と
あなたに聞いています。
その上で
そのオレ(私)と一緒にやっていけるのかと
あなたに責任を押しつけはじめています。
ただ、この身勝手な人ほど時に
とても優しいのです。
人にはいい人なのです。
そしてあなたにも…
それは愛の落とし穴なのかもしれません。
実は愛は目に見えない落とし穴だらけで、
そのために夫婦や恋人同士は
苦しんだり、悲しんだりの繰り返しなのかもしれません。
カウンセリングをしていると
日々私も愛の様々な形に驚いたり
うなずいたり、心配になったり、
危機感を感じたりいろいろです。
そしていつも思うのは
あなたがもしも、わかっていて
愛の落とし穴に落ちてあげているのなら
それはあなたの人生の選択でもあります。
それはあなたの自由です。
夫婦の形や愛の形は
良い、悪いとは決められないものなので
最後は人のせいや、相手のせいにせず
自分で選んだことなのだと思うのです。
ただ、選ぶことに悩んでいる場合は
もう一度、落とし穴の存在を冷静に見つめること…を
勧めたいと思います。