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「親の背中を見て子は育つ」とは

椎名あつ子

椎名あつ子

テーマ:ブログ

「親の背中を見て子は育つ」という
ことわざがあります。

このことわざは
つまり、一緒に暮らしている子どもは
親の良い面も悪い面も
自然に身についてしまうから
親は普段から自分の言動に
気をつけるべきだという意味であると
言われています。

ここ横浜心理ケアセンターにも、
子育ての問題で相談に来ているお母様達が
たくさんいらっしゃいます。
以下がご相談の内容の多い物です。

・子どもが返事をしない、挨拶もしない
・子どもが反抗して反発ばかりする
・子どもが勉強や宿題をしない
・子どもがいつまでたってもT.Vやゲームばかりしている
・子どもが大きな声で怒鳴る
・子どもが学校(外)に行かない
・子どもが引きこもっている
・子どもが暴力的、攻撃的である
・子どもが自分勝手で言うことを聞かない

たくさんの事で日々悩んでいるお母さん(お父さん)がいらっしゃいます。

今この記事をお読みになっていらっしゃるご両親に
1つだけ、お伝えしたいことがあります。

まず、上記の文の主語の子どもを
全て私は~という主語に変えた文にして読んでみて下さい。
いかがでしょうか?

もし、私はを主語に変えたとき
胸が痛んだり
耳が痛い言葉に聞こえたとしたら
それは…

あなたの親子関係がいい方向へ変わる第一歩です。

親も人間ですから
全てが完璧ではなく
苦手なこともありますし、
できないことも、したくないこともあります。

子育ては完璧な
完全な親の姿を見せることが
正しいわけではありません。

しかし親自身ができないことを
知らぬ間に子どもに押しつけてしまって
強制してやらそうとしている場合も
よくあります。

こうした親子関係をみていると
ご両親が子育てにとても疲れてしまっています。

ですから、なるべく、
やる気のない、義務感だけの態度を見せることをやめて
大変で辛いけれど、とにかく
あきらめず必死でがんばっている
一生懸命の姿を見せていくことが
大切である気がします。

親だって失敗したり、悩んだりします。
その、ありのままの姿を
投げやりな形ではなく
堂々と見せることが
本当の「親の背中を見せる」
ということになる気がします。

子育ては親が子どもと一緒に成長していく
過程なのだと
私は常に思っています。

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椎名あつ子
専門家

椎名あつ子(心理カウンセラー)

横浜心理ケアセンター

1対1のカウンセリングのほか、夫婦や親子など二人以上でのカウンセリングにも対応。モラハラやDVなど夫婦の問題や、職場のストレス、発達障害の相談にも多数の実績がある。医療や法律の専門家との連携も可能。

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