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「『許すことはできるが、忘れることはできない』
というのは、結局
『許すことができない』というのと同じことだ。」
ヘンリー・ウォード・ピッチャー
夫婦カウンセリングの現場では
毎日のように繰り広げられる
夫婦のドラマがあります。
そしてそのドラマの中での1つのテーマに
「許す」ということがあります。
たくさんの人が
「許すこと」に葛藤し、悩み、苦しんでいます。
ある夫は妻に
いつまでたっても許してもらえないことで
「いくら謝っても結局許してくれないんだよね。」と訴え、
妻はその訴えに対して
いつまでも許せない自分を
夫に責められた感じを抱いてしまい
再び苦しみの沼に落とされた気がした
という悲しいすれ違いの二人がいました。
またある人は
自分の犯した過ちの深さに
懺悔と嫌悪感を抱く中で
一生罪悪感と共に生きていくことに
自分が絶望してしまっている
と話していました。
「許す」つまりforgiveは
~のために与えるということになります。
あなたのために与えることが
許す意味だとすると
何を与えるということなのか...
あなたに与えることで
私に返ってくることは何なのか。
それは、もしかして
「自由」なのかも...。
「許す」ことは、つまり
「許すことで解放され、自分が自由になる」
ということなのかなと...
私なりの答えが
今日は1つ
心の中に生まれました。