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コロナ禍のストレス(スタッフ)

椎名あつ子

椎名あつ子

テーマ:スタッフ

新型コロナウィルスが広まり
私たちの生活が変わってから
だいぶ経ちました。
このところは
また陽性者の人数が増え、
第3波と考えられています。
いつまで、我慢と警戒を続けることになるのか。
いつになったら、以前のような生活に
戻ることができるのか。
誰にもわかりません。
そんな中、知らず知らずのうちに
ストレスが溜めこんでいる人が
増えていると感じます。

みなさんは、ご自身で
ストレスが溜まってきていることを
自覚されているでしょうか?

当センターにも
ご本人たちは気がついていないけれど、
新型コロナの影響を感じるケースが
増えております。

例えば、
夫婦でうまくいかないのでカウンセリングを受けたい、
といらっしゃって、
新型コロナの影響という言葉は出ない場合でも、
在宅勤務などで家庭内で一緒に過ごす時間が増え
生活環境の変化によるストレスでイライラしているために
相手に対してネガティブにしか見ることができず
うまく行かなくなっていたりもします。
子どもが不登校になってしまって・・・と相談に来られて、
新型コロナの影響とは思っていない様子でも
新型コロナによる不安感が強いお子さん(親御さん)だったり
しばらく学校が休校だったことで
子ども同士のコミュニケーションがうまくいかなくなったり、
ご両親がストレスを溜めてイライラしているためだったり、
そんなケースもあります。

今は、日本だけではなく世界で
新型コロナウィルスによる
生活の変化を強いられ、
我慢を強いられ、
不安な状況にさらされ、
いつまでそれが続くのかわからないという
見通しの立たない状況が続き、
いつ終わるのかわからない強いストレスを
持続的に受けている状況なのです。
影響を受けていないと思っていても、
実はストレスがかかっている状況です。
そのことに気がついていないために、
様々なことでトラブルが起きやすい状況でもあります。
イライラを何かにぶつけている人が多くなり、
不安を抱えきれなくなり自ら死を選ぶ人も目立ちます。

けれど、今はストレスが強い状況なのだと理解し、
ストレスはなくならないけれど、
発散するように心がけたり、
ちょっとイライラした時に
「これは今このことにいら立っているのではなくて
 ストレスによるイライラだ」と自覚して
八つ当たりをしないようにしたり、
ネガティブな情報をあまり見たり聞いたりしないように
心掛けてみたり、
この逆境を発想の転換で
ポジティブな側面に注目したり、
そんな工夫をすることで
トラブルを未然に防ぐこともできます。

また、誰かに八つ当たりされたときにも、
嫌な気持ちにはなりますが、
「これは自分が悪いのでも
 この人が悪いのでもなく、
 新型コロナウィルスのせいだ」と
気持ちの整理をつけることで
心のダメージを少し軽減することも
できるかもしれません。

この状況がいつまで続くのか
誰にもわからない状況です。
その中で、少しでもストレスと上手に関わり
より心地よく過ごせるように
工夫をしていくことが大切なのではないでしょうか。

そうは思ってもどうしたらよいか分からない方も
大勢いらっしゃることと思います。
そんな時にはカウンセリングも
ご利用いただけたらと思います。


文:スタッフsachi
代表:椎名 あつ子

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椎名あつ子
専門家

椎名あつ子(心理カウンセラー)

横浜心理ケアセンター

1対1のカウンセリングのほか、夫婦や親子など二人以上でのカウンセリングにも対応。モラハラやDVなど夫婦の問題や、職場のストレス、発達障害の相談にも多数の実績がある。医療や法律の専門家との連携も可能。

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