便利さの裏で(スタッフ)
2020年も残り少なくなってきました。
当センターも
少しずつ来年の準備を始めています。
先日、カウンセリングルームに置く
来年のカレンダーを購入しようと
ネットで探していました。
なかなか時間のない椎名先生に
隙間時間に「これはどうですか?」
といろいろ見ていただいたのですが、
椎名先生がふと
「こっちの方がやさしいかな」と
つぶやきました。
椎名先生は
カレンダーを探す時には
このくらいの大きさで見やすいものを
探してと実用面での条件をおっしゃいます。
私はついつい、
万人受けするようなシンプルなものや
椎名先生の好きそうなデザインを
探してしまうのですが、
椎名先生の中では
クライアントさんが見た時に
やさしい気持ちになるようなデザインであることが
前提だったのだなとハっとしました。
もしかしたら椎名先生も
意識していなかったかもしれません。
先生の中では
当たり前すぎてわざわざ指定しないほど
ごく自然に
クライアントさんのお気持ちに寄り添っていらしたことに
驚きと尊敬の念が沸いてきました。
クライアントさんがカレンダーを見る時を
想像すると、
カウンセリングの最後が多いかなと思います。
カウンセリングの中で
苦しい気持ちやつらい気持ちを話した後
かもしれません。
ほっとしているかもしれませんし、
疲れているかもしれません。
カウンセリングの内容によっては、
次回は離婚など大事な話をしなければならない
ということもあるかもしれません。
もちろん、明るい気持ちかもしれません。
カレンダーを見る時の
クライアントさんの様々なお気持ちを想像すると、
たしかにやさしいデザインのものがいいなと
思います。
(結局、ちょうどいい大きさとデザインが
見つからずじまいでしたが・・・)
ささいなことですが、
ささいなことだからこそ、
椎名先生の自然で細やかな配慮に
またもハっとしたのでした。
何年一緒にお仕事をさせていただいていても
まだハっとすることがたくさんあります。
カウンセリングルームには
いつもクライアントさんのお気持ちに寄り添って
考えていらっしゃる椎名先生の
心遣いがたくさん込められています。
お話しにいらっしゃるクライアントさんの心が
ほっとしていただけるといいなと思います。
文:スタッフsachi
代表:椎名 あつ子