今年始めのご挨拶
夫婦カウンセリングは
修復の関係を望む方たちだけではなく
時に“幸福な離婚”をするためのものとして
望む方も多くなっています。
お互いの育った環境の違いによる価値観のズレが
思っていたより大きすぎる場合があります。
幼少期の辛く、苦しく、切ない時間が多いことで
大人になってからもその思い出から逃れられずに、
生きづらさを感じていたりしている人(アダルトチルドレン)は、
幸せを望みながらも幸せの形を想像できずに
頼ったり、甘えたりすることがわからない場合もあります。
人の顔色や評価を気にせずに
自分のありのままの生き方をするということや
相手から愛される意味とか
無条件に人を愛することや
相手を尊敬する、許すことや
自分を認めて自己肯定感を高めること…
などなど。
理解できないことが多くて
いつも自分が取り残されている様な気がして…
結婚しても苦しいことばかりで
不満と不安の中でおぼれそうになってしまっている人たち。
夫婦の形で片方がAC(アダルトチルドレン)なら
片方が助けて支えてあげることができる場合がありますが
2人とも何かしらの心の傷を負ったままの状態で結婚した場合、
お互いの苦しみや辛さと向き合って
助け合うことがストレスになり
お互いの関係を壊し合ってしまう場合も多いのです。
そういったお互いの心の傷を
カウンセリングを行いながら
労わり合い、助け合って
改善していく方たちがほとんどですが、
時には、
まず自分の心の傷を癒すことを
優先していくために
それぞれ別々の生き方を選び
離婚していくことで
幸福の自分をまず取り戻す
という人たちもいらっしゃいます。
離婚を新たな第一歩として
考えるひとたちは
憎しみや、怒りや、不満や、
恐怖から解放されているので
とてもすがすがしい姿で
優しい離婚をされています。
カウンセリングのスタイルが
また時代と共に変わりつつあることに
新しい発見を感じている
今日この頃です。