ほんとうの自分
「栗原 心愛さん 虐待死
父親に懲役16年」
父、勇一郎被告は謝罪はするものの
最後まで非は認めなかったという。
また母親も父、勇一郎被告と共に
死亡3週間前には
「あんたに振り回されて
何もできない。」
と心愛さんを責め続けていたとの報告も
新聞で読むこととなりました。
母親は娘を守ることが
できなかった、しなかった。
その理由として
勇一郎被告を愛していたから
という証言も読み、
「ゆがんだ愛」そのものだったことを
改めて知りました。
自己愛という依存的な愛の形が
違った形となって爆発し、
その結果、子どもをターゲットにして
支配し、強制し暴力で抑え込もうとする
残酷な虐待へと豹変していった・・・。
このことを誰も、救えなかったという事実。
そしてまた、
女性が子どもを産めば
誰もが優しい母親になれるわけではないという事実。
母親になれば
誰もが子どもを愛せるわけではないという事実。
子どもを愛しいと思えることが
普通の母親だという常識が
母親を苦しめているという事実。
虐待を法的にD.Vとして取り締まることだけが
虐待を減らすことには決してならないという事実。
残酷なゆがんだ愛の歴史は再び繰り返されるという事実。
私は、
夫婦の関係の中で苦しみ、傷を負い、
居場所がなくなりつつある
妻であり母親である女性のおかれた今の状況を
社会全体で、
もう一度考える時が来ていると感じてます。
母親の心の支援について
私も、改めて見つめていきたいと思います。
そして
天国にいる心愛さん、
どうか、おだやかな光の中で
苦しみのない世界で
笑っていられますように。
祈