心の柔軟性(スタッフ)
当センターには
夫婦関係のお悩みで
夫婦カウンセリングにいらっしゃる方が
多くいらっしゃいます。
そんな中、時々、
当センターの玄関に
脱いで並べられた
2つの靴が
端っこと端っこに離れて
置かれているのを
見かけることがあります。
それを見ると、
なんとも淋しいような切ないような
そんな気持ちになります。
お二人には
これまでにお二人の歴史があります。
それぞれが生まれ、成長し、
出会い、惹かれ、
人生を共に歩もうと決めたお二人。
そしていろんなことがありながらも
一緒に歩いてきたお二人。
何かがあって、
あるいは日々の積み重ねで、
歩幅が合わなくなり
歩みを共にできなくなり
そして
ここへ相談にいらっしゃることになりました。
離れて並んだ2つの靴は
お二人の気持ちのよう。
寄り添えなくなり
遠く離れてポツン、ポツン、と
孤独になった靴。
端っこにあると
履きにくいかと思うので
真ん中に少し寄せて
置かせていただくのですが、
靴のように
ほんのちょっとでも
また寄り添えたら・・・
ちょうどよい距離で
また一緒に歩んでいけたら・・・
あるいは、
それぞれの道に進むにしても
少しより添えたらと・・・
そんなことを思うのです。
文:スタッフsachi
代表:椎名 あつ子