大人の発達障害~生きにくさを感じている方へ~(スタッフ)
このところ、様々な場面で、
「敬意」というものは
とても大切なものだと
改めて実感しています。
対人関係であっても
スポーツであっても
ふとした瞬間に、
敬意を持っているかいないかという
一見ささいな違いで、
行動が大きく異なるのです。
私の場合は、
尊敬している人や目上の人だけでなく、
全ての人や動物や物に対して
敬意が湧き上がってくることが多いです。
基本的には敬意を持って・・・
いえ、自分の中にある相手への敬意を
感じながら接していたいのですが、
自分が疲れていたり、余裕がないと、
感じられなくなることもあります。
そんな時は、
「いかんいかん」と一息ついて
本来の自分に戻り、
敬意を感じられるように
気を付けています。
敬意を持って接していると、
相手に対して
邪険に扱ったり
失礼な態度になったり
しにくくなって、
丁寧に接したり扱ったりすることに
つながります。
物への敬意は、
物を丁寧に扱うことになり、
振る舞いが素敵になると思います。
そもそも私が敬意について意識したのには、
きっかけがありました。
以前、高齢者を対象として仕事をしていた頃に、
話をしているだけで
相手に対しておなかの深いところから
じわじわと尊敬の念がわきあがってくる
という体験をしました。
その時、敬意というのは
頭でするのではなくて
自然と身体から沸き起こるのだと
知りました。
その体験をしてから、不思議と、
敬意を感じ取りやすくなりました。
それは、「幸せ」という体験をすると、
幸せに敏感になるのと似ているなと思いました。
生きていると様々なトラブルに出逢いますが、
たいていのトラブルの場合、
相手に対する敬意が欠けていることが多いように思います。
敬意がないという場合もありますし、
敬意があったけれど感じ取る余裕がなくなった場合も
あると思います。
もしよかったら、
何かトラブルになった時には、
相手への敬意をちょっと思いだしてみてください。
敬意というほどではなくても、
相手の素敵なところや
すごいなと思うところ、
ありがたいと思ったことなどを
思いだしてみてください。
そういった気持ちを思いだすと、
トラブルが深刻なダメージになることを
少し避けられるかもしれません。
文:スタッフsachi
代表:椎名 あつ子