絶対評価と相対評価(スタッフ)
最近テレビでよく見る
ハンバーガ屋さんのCMで
サラリーマンの2人のやりとりが
とても印象的なのですが、
みなさんご存知でしょうか。
先輩サラリーマンのことを
後輩は「武士のようだ」と言い、
後輩サラリーマンのことを
先輩は「宇宙人のようだ」と言うのです。
なんて上手な表現なのだろう!と思いました。
このところ、
友人などから
会社内の人間関係や仕事の悩み
についての話を聞いていると、
世代間のギャップというだけでは
済ませられないような
そんなズレがあるために
問題になっているように感じていました。
まさに「武士」と「宇宙人」という言葉が
ぴったりに思えました。
後輩が先輩のことを
時代錯誤と思って「武士」と表現するのは
よくあることと思いますが、
対する先輩は、後輩のことを
「最近の若者は・・」と言うのではなく、
「宇宙人」と表現しています。
時代や年齢や文化を超えて、
違う星の生物のように思えるほど
違和感があるということですよね。
では、そんな「宇宙人」と「武士」が
一緒に仕事をしていくには、
どうしたらよいのでしょうか?
椎名先生とも話してみたのですが、
「宇宙人」が自分を「宇宙人」と
見られていることを自覚すること、
「武士」が自分を「武士」と
見られていることを自覚すること、
それが第一歩になるのでは?という話になりました。
「宇宙人」は地球人たちに対して
自分たちのことを説明し
文化の違いや考え方・価値観の違いを
理解してもらえるよう努め、
しかし地球人たちに歩み寄る努力も必要です。
なんせここは地球ですから。
「武士」たちは現代人に対して
自分たちが過去の経験から学んだことを伝えつつ、
現代についての理解を深める努力が必要です。
なんせ今は戦国時代でも江戸時代でもなく
スマホでたいていのことはできるような現代ですから。
「宇宙人」も「武士」も
ついつい自分たちのやり方や考え方・価値観が
常識であるかのように思って
(意図していなくても)
相手に押し付けてしまいがちですが、
「宇宙人」同士であっても
「武士」同士であっても
お互いに違う考えを持つ人間として、
相手に対して敬意を持ち、尊重して、
相手が自分たちのことを分かるのが当然と思わずに
相手に分かってもらえるよう伝えることは
大事なことだと思います。
こう考えると、
仕事に限らず
夫婦や親子や友人関係であっても
同じことが言えますよね。
さて、あなたはどうでしょうか?
自分が何者であるのか
相手に自分のやり方や価値観を押し付けていないか
相手に敬意を持っているか
ちょっと振り返ってみてはいかがでしょうか。
実は、自分で自分のことを理解することは
とても難しいことでもあります。
若いうちは自分が何者かしっかり定まっていませんし、
年と経験を経ると自分が偏ってきていることに
気がつきにくくなりがちです。
自分について理解を深めたい際には、
カウンセリングで自分について見つめることも
おすすめですよ。
文:スタッフsachi
代表:椎名 あつ子